
あなたが、電話番号を増やすのは、どんな理由からですか?
などなど。
電話番号を増やしたい理由は、それぞれの状況で違っていることと思います。
このページでは、あなたが「想定している使い方」に近いものを選んで、診断テスト的に、読み進めていくと、その状況に合った電話番号の増やし方がわかるようになってます。
複数のやり方がある場合は、それぞれ解説してるので、あなたが考えている運用方法に合うものをチェックしてみて下さいね。
それでは、まずは、大きな選択肢からです。
※ SNSなどのアカウントを増やすことが目的の場合はこちらへどうぞ
2つ目の電話番号じゃなく、スマートフォンで初めて電話番号が欲しい場合には、別ページで解説していますので、以下のページをご参照ください。
スマートフォンで、2つの電話番号を運用する場合は、以下のような3つのパターンがあります。
スマホにアプリをインストールして、050から始まる電話番号を取得する方法です。
2つ目の電話番号を、サブ番号として運用する使い方のほか、
仕事用に電話番号を分けて、経費を明確にしたり、営業時間外は、アプリの通知を切ったりするような使い方に向いています。
詳しくはコチラ
電話番号を増やすアプリを使う
「090〜」「080〜」「070〜」など、携帯の電話番号として、一般的にも広く認知されている番号を、1台のスマホで使いたい場合は、スマホが、「デュアルSIM」に対応している必要があります。
デュアルSIM対応のスマートフォンは、以前は、海外にしかありませんでしたが、最近では、日本国内でも、デュアルSIM対応のスマートフォンが主流になり始めています。
詳しくはコチラ
スマホ1台で2回線(携帯番号を2つ)使いたい時には
「050から始まる電話番号は嫌」
かと言って、
「デュアルSIM対応の機種に、スマホを買い換えるのもちょっと…」
という場合には、あとは、携帯の2台持ちで、電話番号を追加する方法が残されています。
2台持ちだと、経費がかかってしまうイメージもありますが、最近では、格安SIMも出て来ているので、思ったより、月額費用が安い場合もあります。
詳しくはコチラ
携帯の2台持ちで、電話番号を追加
今のスマホのまま、いちばんお手軽に、2つ目の電話番号を取得できるのが、IP電話アプリをインストールする方法です。
IP電話とは、インターネット回線を使った電話のことで、日本では、050から始まる番号が、割り当てられています。
IP電話アプリをインストールして、サービスを提供する会社に加入手続きをすれば、050から始まる電話番号を取得できます。
以前は、初期費用も、月額料金も無料で、050から始まる電話番号を使えるアプリもあったのですが、現在は、有料のアプリだけになっています。
スマートフォンにインストールして、加入手続きをするだけで、050から始まる電話番号が取得できるアプリは「050アプリ」とか、使っている技術も踏まえて「IP電話アプリ」とか呼ばれています。
初期費用が無料、もしくは、月額料金が安い「050アプリ」には、以下のようなものがあります。
※楽天の SMARTalk は 2025年2月28日でサービスが終了しています。新規受付も停止済みです。
※NTTドコモビジネス(旧NTTコミュニケーションズ)が提供していた 050plus も、2023年6月で新規受付を終了しています。
「050アプリ」の具体的な料金の比較や、使い勝手などは、以下のページでも解説しているので、どのアプリをインストールしようか、検討されている方は、こちらも、ご参照下さい。
※LINEの無料電話も、IP電話ですが、こちらは、電話番号はありません。
※スカイプが提供していた「skype番号」という有料サービスでも、050から始まる電話番号を取得できましたが、スカイプの個人向けのサービスは、2025年5月で終了しています。
仕事で使うことも考えていたりすると、通話中の音質や、音の途切れ、なども気になりますよね。
050から始まる電話番号は、インターネット回線を使ったIP電話なので、通話品質は、どうしても、通信環境に左右されます。
050アプリの違いも多少は影響しますが、通話品質のほとんどは、電波の状態(Wi-Fi / 4G / 5G の状態)や、ルーターの環境で決まります。
なので、仕事の電話など、音の途切れを発生させたくないような電話をする時には、Wi-Fiのある自宅など、なるべく、通信環境の良い場所に移動して電話するのがおすすめです。
050番号は、SMS(ショートメッセージ)が、受信できないので、基本的に、SMS認証には使えません。
また、位置情報を送れない仕組みのため、110 番や119 番などの緊急通報も利用不可です。
なので、緊急時は、090、080、070など、1つ目の携帯番号の方から、110 番や119 番へおかけください。
なお、050番号でも、普通の電話番号には繋がるので、平時のお問い合わせ用に、最寄りの警察署や消防署の代表電話番号を、電話帳に登録しておく、という手もあります。
050から始まるIP電話の番号は、キャリアの携帯電話のように、MNP(番号ポータビリティ)ができません。
なので、IP電話のサービス提供会社を変えてしまうと、電話番号も変えざるを得ません。
逆に、携帯を買い替えたり、キャリアが変わったりしても、IP電話の提供会社が変わらなければ、050からの番号は、そのまま使えます。
その場合は、現在使っているIP電話アプリを、古い端末から、新しい端末に引き継いで使うことになります。
ビジネス利用の場合は、仕事先に電話番号を教えてしまってから、その番号が変わったりすると
「電話番号の変更のお知らせ」
をしなきゃいけなかったりするので、まずは、お試しで使ってみて、
「このアプリなら、ずっと使っていけそうだな」
という感触を得てから、仕事先に電話番号を教えるようにするのがいいかもです。
スマホ1台で、2回線(電話番号を2つ)使うには、スマホが「デュアルSIM」に対応している必要があります。
デュアルSIMに対応したスマートフォンでは、SIMトレイに、SIMカードが2枚挿入できるようになっていたりします。
音声通話に対応したSIMカードは、1枚に付き1つの携帯番号が記録されています。
なので、SIMカードが2枚入る「デュアルSIM」対応のスマホであれば、携帯を2台持ちすることなく、090、080、070から始まる電話番号が2個使えるというわけです。
また、最近のスマートフォンでは、SIMトレイには、nanoSIMカードが1枚しか挿入できないものの、本体内部には「eSIM」が搭載されている機種が、主流になりつつあります。
eSIM とは、スマホ本体に内蔵されたデジタルSIMのことで、電話番号を含む契約情報を書き込んで使うタイプの SIM のことです。
このタイプのスマートフォンでは、物理カードの nanoSIM と、本体内部の eSIM で、電話番号が2つ使えるデュアルSIMを実現しています。
1台の iPhone で、電話番号を2つ使うためには、デュアルSIM に対応している必要があります。
iPhone シリーズで、デュアルSIM 対応し始めたのは、iPhone XS / XR 以降の機種からです。
iPhone XS / XR 以降の機種からは、nanoSIM に加え、本体内部に、eSIM も搭載されるようになりました。
そして、iPhone 13 シリーズ以降では「nanoSIM + eSIM」が搭載されているものの、eSIM だけでも、電話番号が2つ使える「デュアル eSIM」に対応し始めました。
スマホの eSIM には、基本的に、複数の契約情報を書き込むことが出来ます。そして、「デュアル eSIM」に対応していると、その中から、2つの電話番号を、同時に待ち受けること出来ます。
さらに、iPhone 17 シリーズでは、物理カードの nanoSIM が廃止され、本体内部の eSIM だけになりました。
ですが、iPhone 17シリーズでも、「デュアル eSIM」に対応しているので、2つの電話番号を、同時に待ち受けることが出来ます。
Android のスマートフォンでも、デュアルSIM に対応していれば、電話番号が2つ使えるわけですが、Android のスマートフォンの場合は、メーカーや機種によって仕様が異なります。
なので、メーカー公式の型番ページの「スペック」や「仕様」から、「SIMの項目」を確認するのがおすすめです。
以下は、スマホの「設定」アプリから確認する一般的な方法です。
設定から 「ネットワークとインターネット」の画面を開き、さらに 「SIMカード」画面を開きます。
「SIMカード」の画面に、
「SIM 1 / SIM 2」や、
「SIM を追加」、あるいは
「eSIM を追加」
などが、表示されていれば、 デュアルSIM に対応している可能性が高いです。
自分のスマートフォンが、デュアルSIMに対応してれば、スマホは1台のままで、電話番号を増やせます。
ただし、2つ目の電話番号として、音声通話ができる電話番号を取得するには、データ通信専用の料金プランじゃなく、音声通話ができる料金プランを選ぶ必要があります。
下記の絞り込み検索では、100以上あるキャリアや格安SIMの料金プランの中から、条件に合うものをピックアップして探せるようになっています。
音声通話ができる料金プランを探すには、SIMの種類で、
音声SIM または、
eSIM(音声)
を選んで、検索をかけて下さい。
デュアルSIMに対応していないスマートフォンで、電話番号を増やすには、すでに、紹介しているように、IP電話のアプリをインストールして、050からはじまる電話番号を取得する、という方法があります。
050からはじまる電話番号じゃなく、2つ目の電話番号も、090、080、070からはじまる普通の携帯番号にしたい場合には、残念ながら、今のスマートフォンでは不可能なので、デュアルSIM対応のスマートフォンに買い替えるしかありません。
スマホの料金プランを提供しているキャリアや格安SIMでは、スマホ本体の取り扱いもあるので、料金プランを申し込む時に、一緒に、スマホ本体も買ってしまうことも可能です。
デュアルSIMには、4つの方式があり、現在、主流になりつつあるのは、DSDS方式と、DSDV方式です。
以下に、デュアルSIMの4つの方式の違いをまとめました。
SIMカードは2枚挿せるが、1枚ずつ切り替えて使うタイプ。切り替えて使うので、どちらか1つの電話番号しか着信待ちに出来ません。
SIMが2つ使えて、3G通信と、4G通信 or 5G通信を、両方同時に待ち受けできる方式。2つの電話番号を、同時に着信待ちに出来ます。
※ただし、1枚のSIMで通話しながら、もう1枚のSIMでデータ通信は出来ない。
データ通信回線である「4G LTE」に、音声をのせることができるようにした「VoLTE」を使って、2つのSIMのとも、同時に4Gの待ち受けが出来るようにしたタイプ。
上記のDSDSを、さらに改善して、ひとつのSIMで通話しながら、もうひとつのSIMでデータ通信も出来るようにしたタイプ。
ただし、DSDAに対応した端末は、日本では、まだ、ほとんど流通していません。
デュアルSIM のメリット・デメリットや、今現在の人気機種については、以下の記事にまとめてあります。
また、eSIM のメリット・デメリット、今現在の人気機種については、以下の記事にまとめてありますので、興味のある方は、こちらをご参照下さい。
月額料金が安い格安SIMの登場で、携帯の2台持ちで、電話番号を2つ持つパターンでも、思ったよりも、月々の費用がかからなくなって来ています。
特に、2021年の3月からは、キャリアの方も、格安SIMに対抗して、今までより安い料金の新プランを提供するようになって来ました。
申し込みとサポートは、オンラインのみだったりしますが、今までよりもお得な料金で、品質の良いキャリアの回線が使えるようになって来ています。
キャリア各社が、今までよりも月額料金が安いプランを出して来たので、今度は、それに対抗して、格安SIMの各社も、さらに料金を値下げした新プランを、投入するようになって来ています。
各社が提供している料金プランは、以下の絞り込み検索で、月額料金や月間のデータ量など、自分に合う条件を指定して探せます。
電話番号があり、音声通話ができる料金プランを探している方は、SIMの種類に音声SIMを選んで下さい。
同じように、電話番号があり、音声通話ができる eSIM のプランを探している方は、SIMの種類にeSIM(音声)を選んで下さい。
上記の絞り込み検索で見つかるキャリアや格安SIMでは、スマホ本体の取り扱いもあるので、料金プランを申し込む時に、一緒にスマホ本体も買ってしまう、という手もあります。
また、2台めのスマートフォンは、値段の安さを重視したい、ということであれば、中古も候補に上がってきます。
中古のスマートフォンは、ゲオや、ハードオフ、ブックオフなどの実店舗に加え、楽天や、Amazonの通販サイトでも買えます。
自宅の固定電話の電話番号を増やす方法は、時代とともに、いろいろな方法があったのですが、現在では「ひかり電話」を利用する方法が主流になっています。
「ひかり電話」は、光回線で、インターネットを利用する人が、追加で申し込める電話サービスです。
「ひかり電話」の基本料は、月額550円。
電話番号は、1契約で、最大5番号まで増やせます。
追加番号の月額基本料は110円なので、「ひかり電話」なら、月額660円で、電話番号が2つ持てる、というわけです。
NTTが運営する「フレッツ光」のほか、ドコモ光、auひかり、ソフトバンク光など、ほかの業者経由の光回線でも「ひかり電話」が使えます。
月額料金は、各業者で、異なる可能性があるので、各社の「ひかり電話」サービスのページで、ご確認下さい。
かつては、NTTの「INSネット64(ISDN)」や「加入電話のiナンバーサービス」で、電話番号を追加する方法もありました。
しかし、INSネット64は新規受付を終了し、2028年1月でサービス自体も終了予定です。
電話加入権や施設負担金といった制度も、光回線の普及とともに実質的な役割を終えています。
SNSのサブアカウントを開設するために「新しい電話番号を追加したい」という場合もありますよね。
ただし、SNSの複数アカウントの場合は、複数の電話番号が必要ない場合もあるので、以下に、主なSNSの2つ目のアカウントの作り方をまとめてみました。
LINEの場合は、以前は、基本的に、固定電話による音声認証も使えましたが、現在は、公式ヘルプに、
※固定電話、050から始まる電話番号、仮想電話番号は、ご利用できません。
と記載されています。
なので、LINEのサブアカウントを作るには、SMSが受信できる別の携帯番号が必要です。
X(旧ツイッター)は、基本的には、1つ目とは違うメールアドレスがあれば、2つ目のアカウントを作成できるのですが、不正対策の都合で、電話番号の認証を求められることがあります。
なお、X公式のヘルプセンターを確認すると、電話番号に関するよくある質問には、
複数のアカウントに電話番号を登録できますか?電話番号は、最大で10個のアカウントに登録できます。
パスワードリセットのリクエストやログイン認証などのセキュリティ機能についてのショートメール(SMS)は、携帯電話番号を登録した各アカウントに届きます。
と、掲載されているので、1つの電話番号を、認証として登録できるアカウントの上限は10個のようです。
Facebookは、個人の複数アカウントを禁止する立場が基本です。
サブ垢向けとしては、1つの個人アカウントで、複数のプロフィールを作成できる「追加プロフィール機能」があるので、こちらを利用するといいかもしれません。
メルカリの場合は、電話番号が2つあったとしても、同一人物が、複数アカウントを持つことは出来ません。
インスタグラムの場合は、電話番号を使って、アカウントを1つ登録すると、プロフィール画面から、最大5つまで、別のアカウントを増やせるようになっています。
アカウントの切り替えも、インスタのアプリ内で出来るようになっているので、アカウント切り替えのために、いちいちログアウトしたりする必要はありません。