ワイモバイルでは、回線契約を追加すれば、電話番号を2つ持つことが出来ます。
携帯電話は、通常、音声契約1回線に付き、ひとつの電話番号なので、2回線契約すれば、電話番号は2つになります。
ワイモバイルでは、個人が同一名義で契約できる回線数の上限は、以下のようになっています。
- 音声契約:5回線まで
- 通信契約:4回線まで
通信契約は、Pocket WiFiなどのデータ通信のみなので、通話できる電話番号はありません。
スマートフォンやケータイなどで通話できる音声契約の上限は、5回線になっているので、同一名義では、5つまで電話番号を増やすことが出来るというわけです。
電話番号を5つまで増やせるということは、スマホを2台持ちして、個人と仕事で、電話番号を使い分けたりするのはもちろん、家族の分の電話番号を追加したりすることも出来ます。
以下に、ワイモバイルで、複数回線を申し込む時の方法をまとめました。
また、ワイモバイルでは、複数回線を契約すると、2回線目からの月額料金が安くなる割引もやってます。
ワイモバイル回線への申し込みは「ワイモバイルショップ」と呼ばれる店舗のほか、オンラインでも申し込めるようになっています。
ワイモバイルの店舗で、回線契約をする場合は、ある程度、一度に複数回線の申し込みが可能です。
ただし、申し込みに人が対応する分、1回線ごとに、契約事務手数料(3,850円)がかかって来ます。
オンライン申し込みでは、契約事務手数料は無料です。
ワイモバイルショップで、同時に申し込める回線数の上限は、新規とMNP(のりかえ)、音声契約と通信契約により変わってくるので、以下の表にまとめました。
契約の種類 | 新規契約 | MNP |
---|---|---|
音声契約(電話番号あり) | 2回線まで | 5回線まで |
通信契約(電話番号なし) | 4回線まで | 4回線まで |
通話できる電話番号のある音声契約は、新規で、同時に2回線まで、MNP(のりかえ)で、同時に5回線まで申し込めます。
MNP(のりかえ)で、複数回線を同時に申し込む場合、3回線目以降は、その回線の利用者として、家族の登録が必要です。
通話できる電話番号がなく、データ通信のみの通信契約の場合、同時に申し込める回線数は、新規も、MNP(のりかえ)も、どちらも、4回線までです。
ワイモバイルのオンラインストアでは、新規でも、MNP(のりかえ)でも、一度に申し込める回線数の上限は同じで、どちらも、2回線までです。
店舗での申し込みは、契約事務手数料(3,850円)が必要ですが、オンラインストアでは、契約事務手数料は無料です。
また、同時に申し込まなくても、ワイモバイルで1回線保有している場合は、同じアカウントで、追加回線の申し込みが可能なので、
例えば、電話番号を2つ使いたくて、2回線を契約する場合、1回線目の申し込みを終えて、しばらくしてから、2回線目の申し込みをすることも可能です。
ワイモバイルでは、電話番号がある音声契約を、同一名義で、5回線まで契約できるので、例えば、家族の回線も、自分の名義で契約したい、と思うこともあるかもしれません。
その場合、契約者とは別に、その回線を実際に使う人を、回線の利用者として、利用者登録(使用者登録)をすることが出来ます。
また、ワイモバイルの場合、同一名義で、音声契約を5回線まで契約できるものの、同じ人が使用できる回線は、2回線まで、になっています。
なので、同一名義で、音声契約の回線を追加していく場合、3回線目には、家族の誰かの利用者登録(使用者登録)が必要になって来ます。
ワイモバイルの利用者登録については、例えば、以下の図のようなイメージになります。
父親名義で、5回線契約するとして、3回線目からは、既に、2回線を使用している父親本人は、利用者にはなれないので、妻を利用者登録します。
同じように、4回線目は、長男を利用者として登録、5回線目は、長女を利用者として登録していく…というようなイメージです。
ワイモバイルで、複数回線の契約をする場合は、2回線目から、家族割に申し込めます。
家族割は、追加した2回線目以降の月額料金が、1,100円(税込)割引になるサービスです。
家族割が適用されれば、1回線目は、通常料金のままですが、2回線目から、契約した料金プランの月額料金から、1,100円(税込)割引になります。
ワイモバイルでスマートフォン向けの料金プランは…
の3タイプなので、割引後の2回線目の月額料金とともに、表にまとめてみると、以下のようになります。
料金プラン名 |
1回線目 |
2回線目以降 |
---|---|---|
シンプル2S(4G) | 2,365円 | 1,265円 |
シンプル2M(20G) | 4,015円 | 2,915円 |
シンプル2L(30G) | 5,115円 | 4,015円 |
(金額は税込 2023年11月 現在)
料金プランの組み合わせは自由なので、例えば、1回線目は「シンプル2M」で契約して、2回線目は「シンプル2S」で契約する、といったことも可能です。
ワイモバイルの家族割は、基本的には、家族のために、2回線目、3回線目を申し込むと、料金が割引になるサービスです。
ですが、自分自身がスマホの2台持ちで、主回線(1回線目)に加えて、副回線(2回線目)を申し込む時にも使えます。
お一人さまで複数回線を使う場合でも、家族割に申し込めるので、2回線目以降の月額料金を安くすることが出来ます。
電話番号を2つ取得して使う場合、スマホを2台持ちするほかに、スマホ1台で2つの電話番号を運用する方法もあります。
回線契約をすると、SIMカードが発行されるわけですが、最近では、1台のスマートフォンに、2枚のSIMカードを入れて運用できるタイプもあります。
1台のスマホに、SIMカードが2枚入るタイプは「デュアルSIM対応」のスマートフォンと呼ばれています。
今使っているスマートフォンが「デュアルSIM対応」じゃない場合は、買い換える必要が出て来ますが、
「スマホ2台持ちじゃなく、1台がいいな」
という場合は「デュアルSIM対応」の機種をチェックしてみて下さい。
以下の記事では、デュアルSIMのメリット、デメリットのほか、今現在の人気機種も紹介しています。
また、アップルの iPhone の場合、iPhone XS、XR以降は、nano SIM に加えて、eSIM も搭載しています。
nano SIM は、カード型の SIM ですが、eSIM は、スマホ本体内蔵型の SIM で、回線の契約情報などを書き込んで使うタイプです。
ワイモバイルの音声プランは、eSIM にも対応しているので、XS、XR以降の iPhone であれば、eSIM で回線契約をして、電話番号を増やすことも可能です。
1台の iPhone で、2つの電話番号を使う場合については、以下の記事に、より詳しく、まとめてあります。
ワイモバイルで、電話番号を2つ使うために、回線を追加すると、通常、支払いは、2回線分まとめて支払うことになります。
ですが、例えば、1回線は仕事用、もう1回線は個人用で使ったりしている場合には、回線ごとに支払いを分けたいこともあると思います。
複数回線の一括請求の分割は、ワイモバイルショップで受け付けています。
Q.複数回線一括請求になっているのを分割させる方法を教えてください。
A.
請求先の分割の手続きはワイモバイルショップにて受付しております。 必要書類を持参の上、ご来店ください。
契約者本人が、ワイモバイルショップへ手続きに行く場合は、
が必要です。
契約者以外の家族が、ワイモバイルショップへ手続きに行く場合には、上記に加えて、委任状や家族確認書類なども必要になって来ます。
ワイモバイルの回線を追加しないで、電話番号を2つに増やしたい場合には、「050アプリ」を使う方法があります。
「050アプリ」は、スマートフォンにインストールして、所定の手続きをすると、そのスマートフォンで、050から始まる電話番号が使えるようになるアプリです。
050から始まる電話番号と、050アプリについては、以下の記事にまとめてあるので、詳しくは、こちらを参照して下さい。
「050アプリ」は、インストールするスマホの機種やOSが、そのアプリに対応している必要があります。