月間1GBまでは、月額0円で使えた楽天モバイルの料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」(楽天アンリミット シックス)は、2022年6月30日に終了。
2022年7月1日からは、「Rakuten UN-LIMIT VII」(楽天アンリミット セブン)がスタートしています。
上記の料金体系の図を見比べてもらうとわかるように、「楽天アンリミット セブン」では、月間1GBまで0円の部分が廃止になっています。
「楽天アンリミット シックス」を契約していた既存ユーザーであっても、7月1日からは、「楽天アンリミット セブン」に自動移行になるので、「データ通信を月間1GB以下におさえて0円運用する」方法は無くなってしまいました。
「0円運用」に魅力を感じで、楽天モバイルを契約していた方は、解約する方が多いと思いますが、一方で、継続すべきか、解約すべきか、悩んでいる方も、いらっしゃることと思います。
そこで、ここでは、「楽天アンリミット セブン」になっても、楽天モバイルを継続するメリットをまとめてみました。
逆に言うと、以下のようなメリットに魅力を感じなければ、楽天モバイルの解約を考えた方がいい、ということになります。
「月間1GBまでは月額無料」の部分が無くなってしまった楽天モバイルの新プランですが、月間の使用データ量や、スマホの使い方によっては、継続した方がいい場合もあります。
以下に、「楽天アンリミット セブン」のメリットをまとめてみました。
「楽天アンリミット セブン」は、以前のプランと同じように、データ通信を使うほど、月額料金が増えていく、段階性の料金プランですが、月額料金の最低は、1,078円です。(月間3GBまで)
月間3GBで、1,078円だけだと、もう少し割安な格安SIMもありますが、楽天モバイルの場合は、この料金で、国内通話かけ放題の通話アプリ「Rakuten Link」が使えます。
「Rakuten Link」は、通話品質があまり良くなかったり、使い勝手が良くない部分もあるので、アプリの出来に満足してない方もいらっしゃることと思います。
ですが、もしも、「Rakuten Link」に満足しているなら、楽天モバイルでは、月額1,000円ちょっとで…
とも言えます。
無制限の通話かけ放題のオプションは、それだけでも、1,000円以上する会社が多いので、そう考えると、楽天モバイルの方が割安になります。
もう一つの楽天モバイルのメリットは、データ使い放題が安いということです。
楽天モバイルの場合、データ通信量が月間20GBを超えると、月額3,278円になりますが、あとは、どんなにデータ通信を使っても、月額の値段は上がりません。
つまり、月額3,000円台で、データ使い放題が出来る、ということで、この値段は、国内最安値クラスです。
キャリア | 料金プラン名 | 月額料金 |
---|---|---|
ドコモ | 5Gギガホプレミア | 7,315円 |
au | 使い放題MAX 5G/4G | 7,238円 |
ソフトバンク | メリハリ無制限 | 7,238円 |
楽天モバイル | Rakuten UN-LIMIT VII | 3,278円 |
ただし、すでに、楽天モバイルを使っている方は、ご存知のように、データ使い放題なのは、楽天回線エリア内の場合で、パートナー回線(au回線)エリアの場合は、月間5GBまでです。
パートナー回線エリアの場合は、データ使用量が、月に5GBを超えると、最大1Mbpsで使い放題になります。
上記のような仕様なので、楽天回線の通信環境に満足しているかどうかは人によることと思います。
ですが、月に20GBを超えるデータ通信を使っていて、楽天モバイルの通信環境に満足している方にとっては、他社と比べても、月額料金が破格の安さなので、楽天モバイルを継続するメリットがあります。
2022年7月1日よりスタートした「Rakuten UN-LIMIT VII」では、楽天モバイルで初めて、キャリアメールが使えるようになりました。
楽天モバイルのキャリアメールの名前は「楽メール」で、「Rakuten UN-LIMIT VII」の加入者なら、「my 楽天モバイル」のアプリから、メールアドレスを設定すれば、無料で使えます。
メールアドレスは、「○○○○○@rakumail.jp」で、「○○○○○」の部分に…
の組み合わせで、好きなメールアドレスを取得できます。(30文字以内)
ただし、すでに、登録済みのメルアドは取得できないので、なるべく早めの方が、自分の好きなメールアドレスを取得しやすくなっています。
キャリアメールの場合、「そのキャリアを解約してしまうと使えなくなる」という心配がありましたが、「キャリアメールの持ち運びサービス」が始まったので、
ドコモ、au、ソフトバンクでは、すでに、月額330円で、キャリアメールのない通信会社に乗り換えたとしても、引き続きキャリアメールを使い続けることが出来るようになっています。
そして、楽天モバイルのキャリアメールも「持ち運びサービス」に対応予定で、開始時期は、2022年8月と発表されています。
楽天モバイルのキャリアメール「楽メール」の設定は、アプリ内から簡単に出来るようになっています。
「my楽天モバイル」のアプリを開いて、下にスクロールしていくと、以下のような楽メールの「メールアドレス設定」メニューがあります。
「メールアドレスの設定」をタップすると、メルアドの設定画面になるので、ここで、取得したいメールアドレスを入力して「確認画面へ進む」のボタンを押します。
「確認画面へ進む」のボタンを押すと、プライバシーポリシー、利用規約、迷惑フィルターなどの確認画面になるので、それぞれの内容を確認したら、チェックマークを入れて「設定を完了する」ボタンを押します。
すると、以下のような設定完了画面が表示され、これで、楽メールの設定は終了です。
メールアドレスの設定が終われば、「楽メール」は、楽天モバイルの通話アプリ「Rakuten Link」内で使えるようになります。
「Rakuten Link」のアプリを開くと、下部メニューに「楽メール」があるので、そのアイコンをタップします。
初期状態だと、受信トレイが開きますが、左上の三本線メニューをタップすれば、以下のようなメニューがあり、普通のメールアプリと同じように使えるようになっています。
以上、見てきたように「1GBまで月額無料」が無くなったとしても、利用状況によっては、楽天モバイルを使い続けるメリットがある場合もありますが、
「そのメリットは、自分には当てはまらないので、やっぱり、解約した方がいいな」という場合もあるかと思います。
楽天モバイルの解約は「my 楽天モバイル」のメニュー内から出来るようになっています。
楽天モバイルの解約は、パソコンは、WEB版の「my 楽天モバイル」から、スマホは、「my 楽天モバイル」のアプリ内から出来るようになっています。
解約しようと思う場合は、まずは、「my楽天モバイル」のメニューを開いて「契約プラン」に入っていきます。
「契約プラン」の画面を、下にスクロールして見ていくと「各種手続き」のメニューがあります。
解約は「その他のお手続き」内にあるので「その他のお手続き」の下にある「手続きへ進む」を押します。
すると、利用停止や、乗り換え時のMNPメニューと並んで、「解約」メニューが出てくるので、中へ入っていきます。
「解約についての注意点」の画面が出てくるので、内容を確かめたら、「次へ進む」ボタンを押します。
解約前のアンケートが表示されるので、アンケートに答えたら、「解約を完了する」ボタンを押します。
楽天モバイルを解約する際のアンケートは、上記のように、選択式が4問、文章記述式が1問の計5問です。(2022年7月 現在)
解約が完了すると、登録してあるメールアドレスに「解約完了のお知らせ」メールが届きます。
楽天モバイルがMVNO事業者だった時に提供していた
などの料金プランは、解約締め日が毎月15日でしたが、「Rakuten UN-LIMIT」には、締日がありません。
楽天モバイルを解約が完了したら、すぐに、楽天回線が使えなくなり、その月のその日までのデータ通信量に応じて、最後の月の料金が請求されます。
なので、「解約するなら、月初や月末がお得」というようなおすすめタイミングはありませんが、例えば、10日で1.5GBを使っているなら、すぐにやめても、月末まで、もうちょっと使っても、データ通信量が3GBまでなら、どちらも月額1,078円です。
要は、データ通信量に応じて、段階的に上がっていく料金が請求されるので、そのことを頭に入れつつ、解約タイミングを決めるのがおすすめです。
なお、以下のオプションサービスにも加入していて、月の途中で解約した場合は、最後の月の料金は、日割り計算されます。
さらに、楽天モバイルのオプションの中でも、以下のオプションサービスは、日割り計算の対象外になっています。
「15分(標準)通話かけ放題」と「国際通話かけ放題」は、月の途中で解約しても、月額料金の満額が請求されます。
「楽天モバイルiPhoneアップグレードプログラム」を解約すると、解約時の残債が、翌月以降に一括請求されます。
楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」には、最低利用期間も、契約解除料もないので、違約金を払う必要はありません。
楽天モバイルでは、契約約款が変更され、解約しても、SIMの返却は、不要になりました。
楽天モバイルのSIMの返却については、以下のページにまとめてありますので、さらに、詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。