楽天モバイルを解約すると、以前は、SIMカードの返却が必要、となっていました。
ですが、2023年1月18日(水)に、契約約款が変更され、SIMカードを返却する代わりに「切り込みを入れて破棄」でも大丈夫になっています。
SIMカードの返還関連で変更されたのは、
「楽天モバイル通信サービス契約約款」の第24条 と、
「楽天モバイル通信サービス(5G)契約約款」の第31条
で、第24条も、第31条も同一内容です。
変更前 |
第24条(SIMカードの返還)
当社からSIMカードの貸与を受けている契約者は、次のいずれかに該当する場合には、SIMカードを速やかに契約者の責任と費用負担をもって当社が指定するサービス取扱所に返還していただきます。
(1)本契約を解除し又は解除された場合 |
変更後 |
第24条(SIMカードの返還等)
当社からSIMカードの貸与を受けている契約者は、次のいずれかに該当する場合には、SIMカードを速やかに契約者の責任と費用負担をもって当社が指定するサービス取扱所に返還、または当社の指示に従ってそのSIMカードに切り込みを入れこれを破棄していただきます。
(1)本契約を解除し又は解除された場合 |
※【約款変更のお知らせ】楽天モバイル通信サービス契約約款変更のお知らせ より引用
上記のように、変更前は、
「当社が指定するサービス取扱所に返還していただきます」
だったものが、変更後は、
「当社が指定するサービス取扱所に返還、または当社の指示に従ってそのSIMカードに切り込みを入れこれを破棄していただきます」
に変わっています。
そして、これを受けて、楽天モバイルのお客様サポート内の以下の質問でも、下記のような回答になっています。
不要になったSIMカードはどうすればいいですか?解約や機種変更などにより不要になったSIMカードは、各地域に合わせた分別で破棄をお願いいたします。
弊社にて破棄をご希望の場合は、SIMカードを普通郵便で以下住所へご返却ください。楽天モバイルショップへの返却は受け付けておりません。
※送料はお客様の負担となります
※SIMカードの郵送先は以下の通りです
〒143-0006
東京都大田区平和島3-5-1 B棟2F
楽天モバイル RSIM回収係
これによれば、解約や機種変更により、不要になったSIMカードは、住んでる地域のゴミ分別の方法に合わせて処分、もしくは、返却を希望する場合は「楽天モバイル RSIM回収係」へ郵送、ということですね。
楽天モバイルショップでは、SIMカードの返却は、受け付けていません。
ゴミ分別の方法に合わせて処分ということなので、SIMカードを、ゴミとして捨てる場合は、まずは、住んでいる市区町村のゴミ分別の区分を確認した方が良さそうです。
プラスチック製品が「燃えるゴミ」に分類されていたら、SIMカードを燃えるゴミとして捨てられます。
プラスチック製品が「燃えないゴミ」に分類されていたら、SIMカードも、燃えないゴミとして出すことになります。
なお、SIMカードには、個人情報が記録されているので、ハサミで半分に切ってから、捨てるようにすると安心です。
というわけで、基本的に、楽天モバイルでは、解約して要らなくなったSIMカードは、返却しなくても良くなったのですが、
旧楽天モバイルの「スーパーホーダイ」や「組み合わせプラン」で、ドコモ回線やau回線を使っている場合には、引き続き、解約後のSIMを返却が案内されています。
さらに、SIMの返却を希望する場合は「郵送で返却」ということなので、以前、私が、楽天モバイルにSIMカードを返却した時の記述も、以下に残しておきます。
楽天モバイルのSIMカードを返却しようかな、と思っている方は、参考にしてみて下さい。
私は、以前、サブ回線で使っていた楽天モバイル(ドコモ回線)を、MNPで、OCNモバイルONEに移行しました。
MNPで乗り換える場合は、回線の切り替えと同時に、楽天モバイルの方は、自動的に解約になります。
解約に伴い、楽天モバイルのSIMカードも返却したので、その時の返却方法などを以下にまとめました。
旧楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)のSIMカードの返却については、以下のページに説明があります。
上記のページに、SIMカード返却先の住所が記載されていたので、宛先をそちらにして、郵送することにしました。
「着払いの場合はお受けいたしかねます」となっているので、切手代などの送料は、こちらで負担しました。
郵便代金がかかるなら、楽天モバイルの店舗で返却したいところですが、残念ながら、店舗でのSIMカードの返却は、受け付けていないようです。
SIMカードは小さいものなので、定形郵便の普通の封筒(長形3号サイズ)で送ろうと思いましたが、調べてみると、それより安く送れるミニレターがあるようでした。
定形の普通郵便の封筒は84円ですが、郵便書簡と呼ばれるミニレターなら、63円で送れます。
ミニレターは、郵便局で、切手付きの専用封筒が売っているらしいので、買って来ました。
縦横のサイズは十分ですが、厚さも1cmまでOKということなので、多少、梱包しても、SIMカードを送るには、問題ないと思います。
もちろん、手持ちの封筒や、切手がある方は、それで、送っても大丈夫です。
私の場合は、家の中に、封筒も切手も見当たらなかったので、出掛けたついでに、郵便局でミニレターの専用封筒を買いました。
現在は、封筒が開いた状態での販売になっています。
ミニレターは愛称であり、郵便書簡(ゆうびんしょかん)が正式名称です。
SIMカードの梱包は、家の中を探したら、楽天モバイルからSIMカードが送られてきた時の台紙があったので、それに戻して、プチプチで挟んで梱包することにしました。
プチプチの梱包材などはない方もいらっしゃると思いますが、その場合は、SIMカードをメモ帳などの台紙となるものに、セロテープで貼り付けて送ればいいようです。
SIMカードの金属部分にセロテープを貼るのは、なんとなく嫌なので、上記の貼付け例では、端末製造番号がある方にセロテープを貼りました。
雨が心配なようなら、台紙を二つ折りにしてSIMカードを挟み、その上で、小さいナイロン袋に入れてから、封筒に入れるようにするといいんじゃないかと思います。
梱包が出来たら、あとは宛先を書いて、ポストに投函すればOKです。
私の場合は、封筒の裏面に、一応、自分の住所と名前を書きました。
ただ、封筒やハガキの場合は、自分の住所を書かなくても、宛先が間違っていなければ、問題なく、先方に届きます。
宛先が間違っている場合は、自分の住所を書いてないと、「還付不能郵便」となり、自分のところに戻って来ません。
差出人のわからない「還付不能郵便」は、開封して、宛先や差出人に繋がる情報がないか確認されることもあります。
それでも、何もわからない場合、普通の封筒などは、3ヶ月くらいは保存されますが、それを過ぎると廃棄処理されます。
SIMカードを返却する場合は、宛先を間違ったり、先方が引っ越したりしていることはまずないと思うので、自分の住所を書くのが気が進まない方は、書かなくても大丈夫だと思います。
SIMカードを返すなら、データ消去した方が良さそうな気もしますが、残念ながら、SIMカードは、SDカードのように、簡単に初期化できるカードではありません。
なので、返却時には、特に、初期化の操作も必要なく、そのまま返して大丈夫です。
iPhoneなどの端末を初期化して、アクティベーションするには、SIMカードが入っていないと、アクティベーションが出来ないこともあります。
端末本体の初期化とアクティベーションが必要な場合には、先に、それを済ませてから、SIMカードを返却するようにしましょう。
ところで、SIMカードの返却は、なぜ、必要だったのでしょうか。
楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)の場合、重要事項説明書の「解約」の項目を見てみると「SIMカードは貸与品」だと書いてありました。
貸与品ということは、SIMカードは、楽天モバイルが、私たちに、貸し出してるカードだった、ということになります。
「貸し出してるカード」だったので、解約してしまうと、基本的には、SIMカードは返さなければならなかった、というわけです。
楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)の重要事項説明書などには、解約時には、SIMカードの返却が必要、とは書いてあったものの…
などについては、記載がありませんでした。
これは、そのままの意味で、「SIMカードの返却が必要」とはしているものの、返却期限や、返却がなかった場合の罰則については、その時点でも、特に、取り決めがなかったからのようです。
なので、SIMカードの返却を忘れてしまっていても、1ヶ月を過ぎたら、催促が来て、罰金を取られたりすることはありませんでした。
ただ、以前の私の場合は、63円の封筒を買えば送れるし、SIMカードを借りてる状態、というのが、ちょっと気持ち悪いので、返却しました。
旧楽天モバイル(ドコモ回線・au回線)のSIMカードは、貸与品だったので、解約したら、返却が基本でしたが、紛失してしまった場合は、無理やり探して、返却しなくても大丈でした。
SIMカードを紛失してしまったことを、どこかに連絡したり、特別な手続きがあったり、それによって罰金を取られたりすることもありませんでした。
ただし、解約ではなく「SIMカードを失くしてしまったけれど、今後もSIMを利用したい」ということであれば、再発行の手続きが必要です。