ahamo では、同一名義で、複数回線の契約が可能です。
1回線につき、1つの電話番号が発行されるので、ahamo で、2回線を契約すれば、電話番号を2つ持つことが出来ます。
2回線の契約になるので、ahamo の月額料金は、2倍になりますが、月間で使えるデータ量も2倍になります。
逆に言うと、かつて、ドコモが提供していた
「マルチナンバー」や「2in1」のように、
1,000円以下の月額料金で、電話番号だけもう一つ追加するようなサービスはありません。
ahamo をメイン回線で使いながらも、なるべく安く、もう一つ電話番号欲しい場合については、以下に、別にまとめてあります。
ahamo で2回線以上契約して、活用していきたい方向けには、以下のような項目にわけて、情報を整理してありますので、必要に応じてご覧下さい。
ahamo で、2回線契約すると、音声通話のできる電話番号が2つになるので、別々のスマホに設定して、2台持ちにしたり、
デュアルSIM対応のスマートフォンであれば、1台のスマホで2つの電話番号を使えるように出来たりします。
高品質なahamo回線で、音声通話のできる電話番号が2つになるので、仕事用とプライベート用など、用途に応じて、電話番号を使い分けることが出来ます。
ahamo回線の品質は、docomo回線と同等です。
SMS(ショートメッセージサービス)を受信できる電話番号も2つになるので、SNSのアカウントを増やしたい時をはじめ、本人確認にSMSを使う各種サービスの認証にも、2つの電話番号が使えます。
ahamo で、新規契約して発行されるSIMカードは、いちばん小さいサイズの「nano SIM」です。
1回線につき「nano SIM」が1枚発行されるので、ahamo で、2回線分の契約をすれば、「nano SIM」は、2枚になります。
発行された「nano SIM」を、それぞれ、別のスマホに挿入すれば、1人で2台持ちの運用が可能です。
「nano SIM」1枚につき、1つの電話番号が対応してるので、2台のスマホで、それぞれ、別の電話番号が使えるようになります。
1人で2台持ちの運用する場合、スマホが2台必要になりますが、ahamoの対応機種については、公式サイトの以下のページにで調べられるようになっています。
なお、ahamoは、物理カードの「nano SIM」のほか、スマホ本体内蔵型の「eSIM」にも対応しています。
なので、eSIMを内蔵しているスマートフォンで、ahamo対応機種なら、「nano SIM」を挿す代わりに、電話番号をはじめとした契約情報を、WEBでダウンロードして、「eSIM」に設定することも可能です。
スマートフォンの中には、1台でSIMカードを2枚扱えるデュアルSIMに対応した機種もあります。
このタイプの機種なら、1台のスマートフォンで電話番号が2つ使えるので、ahamo で契約した2回線を、1台のスマホで使えるようにすることも出来ます。
さらに、カード型のSIMは1枚しか挿せないものの、本体内蔵型のeSIMで、デュアルSIMに対応しているスマートフォンもあります。
Apple の iPhoneシリーズで言うと、iPhoneXS〜iPhone16シリーズまでがこのタイプです。
ahamo の場合、nano SIMにも、eSIMにも設定できるので、例えば…
このタイプのスマートフォンに設定すれば、この場合でも、1台で2つの電話番号を使えるようになります。
Apple の iPhoneは、以下のシリーズで、eSIMだけでも、2回線同時に使える「デュアルeSIM」にも対応しています。
ahamo の1回線契約で使える月間データ容量は、30GBなので、
2回線契約すれば、当然ですが、月間で使えるデータ容量は、倍の60GBになります。
ahamoの場合、パソコンなどの他の機器を、スマホ経由でネットに繋ぐ「テザリング」も、無料で使えます。
申し込みも不要で、容量制限などもないので、2回線契約した場合は、60GB分をテザリングで使うことも可能です。
ahamoは、海外ローミングが無料なので、ドコモと提携している通信業者がある国や地域では、1回線につき月間30GBまで、追加料金を支払うことなくデータ通信が使えます。
1回線に付き月間30GBなので、2回線契約していれば、月間60GBまで、オプション料を払うことなく、海外でデータ通信を使うことが出来ます。
追加料金不要で使える海外の国や地域は、ahamo公式サイトの以下のページで公開されています。
ahamo で、既に、1回線目を契約済みの方は、ご存知かもしれませんが、ahamoに申し込むには「dアカウント」の発行が必要です。
しかも、1つの「dアカウント」につき、契約できるahamo回線は「ひとつだけ」なので、2回線目を申し込む場合には、1回線目とは違う「dアカウント」を、新たに発行する必要があります。
「dアカウント」の新規作成には、メールアドレスが必要になりますが、1回線目の時と同じメールアドレスは使えません。
なので、1回線目の「dアカウント」で使っているメールアドレスほかに、メールアドレスを持っていない場合には…
などを使って、別のメールアドレスを作成しておく必要があります。
すでに、複数のメールアドレスを持っている場合には、もちろん、その中のメールアドレスを使っても大丈夫です。
新たなdアカウント用のメールアドレスが用意できたら、事前に…
をやっておくと、ahamo回線の申し込みがスムーズです。
dアカウントの新規作成は、dアカウントのポータルサイトから、申し込みが出来ます。
ahamo回線の開設には「dポイントクラブへの入会」も必須条件です。
ですが、dアカウントを新規作成すれば、必然的に、dポイントクラブへも入会になっているので、特に、あらためて、入会作業をする必要はありません。
dアカウントの新規作成が終わったら、事前に「オンライン発行dポイントカード番号の登録」も済ませておくと、ahamo回線の申し込みがスムーズです。
「オンライン発行dポイントカード番号」を登録しておかないと、ahamo回線の申し込み途中で、エラーが出る場合があります。
「オンライン発行dポイントカード番号」とは、dポイントを、モバイルで使えるようにするための識別番号のことです。
登録の手順は、ahamo公式サイトの以下のページに記載があるので、こちらを参考にして下さい。
上記のページから、実際の登録ページ(dポイントクラブの利用者情報登録ページ)へ飛ぶことも出来ます。
2回線目の ahamo のためのdアカウントを新規作成して、
オンライン発行dポイントカード番号の登録まで終わったら、
ahamo の公式サイトから、2回線目の ahamo を申し込みます。
ahamo公式サイトの申し込みボタンを押すと、まずは、契約形態の選択画面になります。
docomo との契約がある人と、ない人で選択肢が分かれています。
ahamo で、すでに、1回線持っている方は、docomo と契約があるわけですが、新しいdアカウントを作っての2回線目の契約になるので「docomoを契約していない方」の方から選びます。
選択肢は…
の3つに分かれているので、どれかを選び、下の次へボタンを押します。
次は、新規契約か、MNP(他社からの乗り換え)か、の選択画面になります。
2回線目の電話番号を、他社から乗り換える場合は、MNPですが、新しく電話番号を取得する場合は、新規契約になります。
どちらかを選んで、次へのボタンを押します。
次は、月間のデータ通信量と、かけ放題オプションの選択画面です。
ahamo の月間データ通信量は、月間30GBですが、2022年6月9日より、大盛りオプションがスタートしています。
大盛りオプション付きの方を選ぶと、月額4,950円で、月に110GBまで使えます。
ahamo の大盛りは、オプション契約なので、必要なくなった場合は、大盛りオプションを解約すれば、また、月間30GBまでに戻ります。
次は、かけ放題オプションですが、選択肢に、
「申し込まない 5分/回 無料」
があるのは、ahamo の場合、かけ放題オプションを申し込まなくても、5分以内の国内通話なら無料だからです。
5分を超える通話もかけ放題にしたい場合には、ここで「申し込む」を選ぶ形になります。
最後に、オプション料金も含めての毎月の支払額が表示されるので、金額を確認したら、次へのボタンを押します。
次は、ahamo で使える端末かどうかの確認画面になります。
2回線目として使おうと思っているスマートフォンが、ahamo で使えるのかどうかを確認したい場合は、
「対応端末を確認して手続きへ」
のボタンを押すと、端末ごとの対応状況が確認できるようになっています。
ahamo 対応端末かどうか、すでに、確認済みの場合は、「このまま手続きへ」のボタンを押します。
次は、dアカウントの確認画面になります。
ahamo の2回線目用として、事前に、新規作成しておいたdアカウントを使って、手続きを進めていくので「持っている」の方を選んで、次へのボタンを押します。
すると、dアカウントを利用する場合の注意事項が表示されます。
1回線目の開設の時に、すでに、確認済みの方もいらっしゃるかもしれませんが、
注意事項を一通り確認したら「注意事項に同意して次へ」のボタンを押します。
dアカウントへのログイン画面になるので、作成済みのdアカウントでログインします。
本人確認書類のアップロード画面になるので、運転免許証や、マイナンバーカードなどの本人確認書類をアップロードします。
なお、健康保険証の場合は、公共料金領収書か住民票を、補助書類として、追加アップロードしてやる必要があります。
ahamo との契約で使える本人確認書類については、公式サイトの以下のページに、詳しく記載があります。
本人確認書類をアップロードし終えると、契約者情報の入力画面になります。
上から順番に…
などを入力していきます。
住所に、数字やハイフン(-)が入っている場合、全角で入力しないと、エラーになります。
ネットワーク暗証番号は、自分で決める4桁の数字です。
契約後の本人確認や、設定変更などで必要になる場合があるので、忘れないように、どこかに控えておきましょう。
次は、2回線目の ahamo の支払い方法の設定画面になります。
ahamo で使える支払い方法は、クレジットカード払いか、銀行口座振替です。
クレジットカードの場合は、本人認証サービス(3Dセキュア2.0)に対応していないと、エラーコードが表示されます。
支払い方法を設定すると、注意事項や同意事項が、まとめて表示されます。
ひとつひとつ確認して、問題がなければ、
「上記の同意・注意事項を確認し、同意します」
にチェックを入れて、次へのボタンを押します。
今まで入力した内容の最終確認画面が表示されます。
上から順に見ていき、間違いがなければ、一番下にある「注文を確定する」のボタンを押します。
以上で、ahamo の2回線目の申し込みは終了です。
ahamo で、2回線目の申し込み方法を見てきましたが、3回線目、4回線目と、複数契約する場合にも、基本的には、
という流れを繰り返すことになります。
ahamo で契約できる回線数は、個人の同一名義で、5回線までです。
ただし、回線数は、ドコモ回線も含みますので、より詳しく知りたい場合は、以下の項目をご覧下さい。
ahamo では、基本的には、未成年は、契約者になることが出来ないので、18歳未満の子供名義での契約は出来ません。
とは言え、
「親の名義で、2回線目を契約して、中学生や高校生の子供に使わせたい」
ということもあるかと思います。
そのため、基本的には、契約者と利用者は、同じ人でないと契約できないのですが、
契約者以外を、利用者として登録できるようになっています。
契約者と利用者が違う場合には、ahamo申し込み時に、契約者情報入力画面の最後の方に「利用にあたって」っていう項目が出て来るので、ここで入力していくことになります。
ahamo のよくある質問では、「1人で何回線まで、契約できるのか」について、以下のような回答があります。
一人何回線まで契約できますか?同一個人名義での契約回線数は、当社が定める回線種別ごとに最大5回線ご契約いただけます。
※5GやXiなどのドコモの携帯電話回線をお持ちの場合、その契約回線数も含みます。電話番号保管中/ご利用休止中の回線を含みます。
ahamo よくある質問 より
「当社が定める回線種別ごとに」との記載がありますが、ドコモでは、音声回線や、データ専用回線など、回線の種類ごとに、契約できる上限数が決まっています。
音声回線やデータ専用回線の場合は、それぞれ上限が5回線までです。
ahamo の場合、今のところ、データ専用の回線の提供はないので、回線の種類としては、音声回線のみになります。
さらに、音声回線の回線数を数える場合、ahamo に加えて、ドコモで保有している音声回線も含みます。
なので、例えば、ドコモで、音声回線を2回線保有している場合は、ahamoで契約できる回線数は、3回線になります。
ahamoでは、提供していませんが、ドコモでは、電話番号を長期間使わない場合、利用を休止したり、電話番号を保管したりするサービスを提供しています。
保有回線数を数える時には、この休止中の回線も含めるので、回答の最後に、その旨の注意書きがあります。
「ahamo で、電話番号を2つ欲しい、と思っていたけれど、月額料金が2倍になるなら、高すぎる」
という場合には、050アプリや、ドコモ以外の通信会社の活用も、検討してみるといいかもしれません。
050アプリは、スマホにインストールして、加入手続きを行うと、月額数百円で、050から始まる電話番号が使えるようになるアプリです。
050アプリについては、別記事に詳しくまとめてありますので、興味のある方は、こちらをご覧ください。
050から始まるIP電話の電話番号じゃなく、
090、080、070から始まる普通の携帯電話の電話番号がいいようなら、
ドコモ以外の通信会社が提供する料金プランも見てみるのが、おすすです。
以下の絞り込み検索では、各社が提供する料金プランの中から、自分で条件を設定して、希望のプランをピックアップできるようになっています。
音声通話が出来る電話番号がある料金プランだけに絞り込む場合は、「SIMの種類」で、
を選んで下さい。
月額料金や月間データ容量など、その他の条件も設定して、検索ボタンを押せば、条件に合う料金プランのみ表示されます。
検索すると、たくさん料金プランが表示されて、選びきれないこともあるかもしれませんが、
おすすめは、通信業界のLCC(格安航空会社)がうたい文句の「HISモバイル」です。
「HISモバイル」が提供する通信業界最安値級の料金プランは「自由自在2.0プラン」で、その月額料金は以下のようになっています。
(2024年10月 現在)
月間データ容量 | 月額料金 | 6分かけ放題 オプション追加時 |
---|---|---|
1GB | 550円 | 1,050円 |
3GB | 770円 | 1,270円 |
7GB | 990円 | 1,490円 |
10GB | 1,340円 | 1,840円 |
20GB | 2,090円 | オプションを付けなくても6分かけ放題付き |
30GB | 2,970円 | オプションを付けなくても6分かけ放題付き |
(料金は税込)
「なるべく安く2つ目の電話番号を運用していきたい」ということであれば、1GBまで、月額550円のコースが使えます。
月間データ容量は、1GBしかありませんが、「「自由自在2.0プラン」」のこのコースなら、月額550円で、2つ目の電話番号が運用できます。
月額550円だと、FOMAのガラケーで、電話番号を増やせた「マルチナンバー」の月額と同じ料金です。
また、「自由自在2.0プラン」の場合、もしも、データ通信をあまり使わず、月間のデータ通信量が100MB未満だった時には、その月の月額料金は280円になります。
通話料は、専用アプリを使わず、標準で搭載されている電話アプリでも、30秒90円。
6分かけ放題のオプションも、プラス月額500円で追加できます。
さらに、「自由自在2.0プラン」は、eSIM にも対応しているので、AndroidスマホのeSIMや、iPhone搭載のeSIMにも入れることが出来ます。
申し込みは、「HISモバイル」の公式サイトから、オンラインで可能です。
「HISモバイル」は、ドコモから回線を借り受けているMVNO(格安SIM事業者)なので、回線は、ドコモ回線で、Volteにも対応しています。