eSIMは、スマートフォンの本体に、あらかじめ内蔵型のSIMで、eSIMに対応している料金プランに申し込み、その契約情報をダウンロードして、eSIMに書き込むことで使えるようになります。
スマホ本体に、あらかじめ埋め込まれているので、従来からの物理的なSIMカードのように、SIMトレイを引っ張り出して、差し込んだりする必要はありません。
スマホの料金プランを、もっと簡単に乗り換えられるようにしたい総務省でも、タスクフォースなどを開いて、eSIMの普及を促進しているので、今後、日本でも、普及していくことが予想されます。
そこで、この記事では…
「これから、eSIMを活用していこうかな」
…と思っている方のために、eSIMのメリットとデメリットをまとめました。
記事の後半では、eSIMが使える料金プランの紹介や、eSIM搭載スマホの人気機種の紹介などもあるので、eSIM活用を考えている方は、チェックしてみて下さいね。
SIMカードとは?
SIMカードとは、そもそも、英語の「Subscriber Identity Module card」の略で、日本語では「加入者識別モジュールカード」と訳されます。
契約者情報が記録されたSIMカードを端末に差し込むことにより、加入契約が確認され、その端末が使えるようになります。
eSIMとは?
eSIMの「e」は、「embedded」の略で、日本語で言うと「埋め込まれた」という意味なので、「eSIM」は、端末に「あらかじめ埋め込まれたSIM」という風に訳されます。
スマホなど、モバイル機器の「eSIM」は、あらかじめ内部の基板に固定されています。
カード型のSIMより温度耐性があり、より高温や、より低温に耐えられます。
eSIMは、機器の本体に、あらかじめ内蔵されていて、情報を書き換えて使うので、メリットも、それに関係する部分が多くなっています。
手続きもオンラインで済むので、料金プランの乗り換えが、より簡単になることが期待されています。
従来からのカード型のSIMでは、申し込み時に、店舗に出向いたり、手続きがインターネット経由だとしても、いったん、SIMカードを郵送してもらって、それが自宅に届くまで待つ必要がありました。
ところが、「eSIM」の場合は、物理的なカードを送ってもらう必要がないので、ネットから申し込んだら、すぐに使い始めることが出来ます。
「eSIM」の初期設定は、契約情報や設定に関する情報が入ったプロファイルを、端末に読み込んで行います。
携帯会社と「eSIM」の契約をすると、プロファイルをダウンロードするQRコードが案内されるので、基本的には、それを読み込んで、設定を行います。
インターネット経由なら、申し込み完了後、審査に問題が無ければ、しばらくすると、QRコードを表示させるアドレス(URL)がメールで届きます。
案内されたアドレスにアクセスすると、QRコードが表示されるので、端末でそれを読み込み、表示される各種項目を選択していけば設定完了。
早ければ、「eSIM」を申し込んだ当日中に、使い始めることが出来ます。
楽天モバイルの料金プラン「Rakuten 最強プラン」は、eSIM に対応しています。
なので、XS以降の iPhone など 「Rakuten 最強プラン」で使える eSIM を搭載した機種なら、申し込んだその日に、即日で使い始めることも可能です。
楽天モバイルの eSIM を、即日で使いたい場合は、使いたいスマホに「my楽天モバイル」のアプリをインストールして「eKYC」での申し込みが必要です。
「eKYC」は、オンラインで本人確認が出来る仕組みのことで、「my楽天モバイル」経由で eSIM を申し込むと、「AIかんたん本人確認(eKYC)」が使えるようになっています。
さらに、詳しくは、楽天公式サイトの「eKYC」のページをご覧下さい。
現状の eSiM 搭載スマートフォンでは、iPhone のように、nanoSIM などの物理的SIMに加えて、eSIM を搭載していることがほとんどです。
※ eSIM 搭載の iPhone は、iPhone XS以降
なので、楽天モバイル など、eSIMプランでも、電話番号があり、音声通話が出来るようなプランを選べば、メイン回線に加えて、簡単にサブ回線を追加することが出来ます。
しかも、楽天モバイルの場合は「Rakuten Link」という通話アプリを使えば、一部の電話番号を除き、基本的に通話料は無料です。
0570から始まるナビダイヤルの電話番号など、一部有料になる電話番号もあります。
ドコモ、au、ソフトバンクなどのキャリアから購入した iPhone の場合は、SIMロックがかかっていることがあります。
SIMロックがかかっている iPhone の eSIM を、楽天モバイルで使うには、あらかじめSIMロックを解除しておく必要があります。
eSIM を搭載したスマートフォンは、カード型のSIMしか搭載してないスマートフォンに比べ、データ通信をお得に使えます。
なぜなら、まだ、eSIM の普及し始めということもあり、まずは、eSIM の良さを知ってもらうため、「eSIMプラン」だけ安い値段設定にしている会社があるからです。
その筆頭が、格安SIM(MVNO)の「IIJmio」で、月に2GBまでのプランなら、月額440円で使えます。
IIJmio「eSIMプラン」のデータ通信網は、ドコモ回線の通信網を借り受けています。
月間データ容量ごとの月額料金は、以下の通りです。
(2023年9月 現在)
物理的なSIMカードの場合は、1枚のSIMカードに、1つの回線の契約情報しか入りませんでしたが、eSIM の場合は、複数の回線の契約情報を保存することが出来ます。
ただし、eSIM に複数回線を保存できるとしても、今のところ、多くの機種では、同時に使うことは出来ません。
eSIMに保存した回線は、その都度、使いたい回線を、1回線ずつ切り替えて使うことになります。
iPhone13シリーズ、iPhone14シリーズ、そして、2023年9月に発売されたiPhone15シリーズでは、
eSIM だけで、2回線同時に使える「デュアルeSIM」に対応しています。
そのため、以下の機種では、eSIM に複数回線の契約情報を保存して、2回線同時に使えます。
eSIM に2回線の契約情報を保存して、切り替えて使う場合の使用例です。
例えば、楽天モバイルの「Rakuten Link」で、通話かけ放題が使いたいので、eSIM に「Rakuten 最強プラン」を契約したとします。
ただ、データ通信は、楽天モバイルより、IIJmio の「eSIMプラン」の方がお得なので、そちらも使いたい、と思ったとします。
こんな時、eSIM なら、IIJmio の「eSIMプラン」も契約して、その回線情報を、eSIM に保存して使えるようにすることが可能です。
eSIMは、「デュアルeSIM」に対応している機種以外は、基本的には、1回線ずつしか使えないので、
「Rakuten Link」を使いたい時には、eSIM の楽天モバイルをアクティブに、IIJmio でデータ通信をしたい時には、eSIM の IIJmio をアクティブに…というように切り替えて使います。
なお、楽天モバイルは、基本、楽天回線で繋がりますが、楽天回線が繋がらないエリアは、au回線で繋がります。
一方、IIJmio の「eSIMプラン」は、docomo回線なので、このような組み合わせにしておけば、エリアにより、繋がりやすい回線を、適宜切り替えて使うことも可能です。
物理SIMカードしか使えないスマホの場合、海外で「現地の通信プランを利用したい」と思った時には、その国の空港や街中で売っているSIMカードを購入して、自分のスマホに挿す必要がありました。
ところが、eSIM 搭載のスマホなら、海外で使える通信プランを、WEBサイトやアプリ経由で購入し、あらかじめ eSIM に保存しておくことが可能です。
こうしておけば、海外では、eSIM に保存してある海外向けの通信プランをアクティブにするだけで、電話やデータ通信が出来るようになります。
eSIM の場合、SIMカードの抜き差しで、カードを無くしてしまうリスクもないので、旅行や出張で海外によく行く人に注目されています。
以上、見てきたように、なにかとメリットの多い eSIM ですが、デメリットとしては、何があるでしょうか。
ここでは、eSIM のデメリットをまとめてみました。
まずは、eSIM対応の端末が必要なこと。
そして、初期設定や、機種変更時の設定などが、スマホの扱いに慣れた方でないと、少し難しくなっていること、などが挙げられます。
以下で、詳しくみていきましょう。
「eSIMを使ってみよう」と思ってはみたものの、今使っているスマートフォンに eSIM が搭載されていない場合は、まずは、eSIM を搭載したスマートフォンを手に入れる必要があります。
eSIMに対応しているスマートフォンは、徐々に増えつつあり、現在では、デュアルSIMに対応しているスマートフォンなら、ほとんどの機種で、eSIM が搭載されるようになって来ました。
例えば、eSIMに対応しているスマホの人気シリーズとしては以下のようなものがあります。
iPhone XS以降で eSIM に対応。
Pixel 3a 以降で eSIM に対応。
AQUOS sense6、AQUOS sense4 lite、AQUOS wish などで eSIM に対応。
eSIM が使えるスマートフォンで、今現在の人気機種については、別項目でまとめてありますので、詳しくチェックしたい方は、以下をご覧下さい。
また、eSIM に対応した携帯各社の料金プランについては、以下でまとめてあります。
今のところ、eSIM の初期設定は、設定情報(プロファイル)をスマホにダウンロードして設定することが多くなっています。
設定情報(プロファイル)をダウンロードするためのアドレス(URL)は、携帯会社から、QRコードで提示されます。
そして、この提示されたQRコードは、eSIM を設定したいスマホで読み取ることになります。
ここで、その状況を想像しつつ、よく考えてみると、eSIM を設定したいスマホとは別に、QRコードを表示するためのスマホやパソコンが必要になって来るということに気づくと思います。
図で表すと、上記のようになるので、別のスマホやパソコンがない場合は、家族や友達の機器を借りたり、何らかの対策が必要になって来ます。
単純に、携帯の機種変更だけしたい場合、物理的なSIMカードなら、カードを差し替えるだけで大丈夫でした。
ところが、eSIM の場合は、抜き差しするというわけにはいかないので、いったん、eSIM を再発行して、新しいスマホで設定し直すことになります。
差し替えるだけに比べると手間がかかりますが、eSIMの再発行手数料は、無料化の流れが進んでいます。
eSIM でも契約できる具体的な料金プランは、以下の絞り込み検索から探せます。
電話番号があって、音声通話ができる「eSIMのプラン」を探している方は、SIMの種類でeSIM(音声)を選んで下さい。
データ通信のみの「eSIMのプラン」を探している方は、SIMの種類でeSIM(データ)を選んで下さい。
キャリアと格安SIMの各社が提供している「eSIM対応の料金プラン」を一覧で見たい方は、以下から、ご確認下さい。
各社ごとに、eSIM が使える料金プランをまとめてあります。
※2023年10月 現在
楽天モバイルの料金プランは、 Rakuten 最強プラン(ラクテン アンリミット セブン)の一つだけです。
「Rakuten 最強プラン」は、使ったデータ量に応じて料金を支払う段階性のプランで、eSIM にも対応しています。
料金プラン名 | 月間データ量 | 月額料金 |
---|---|---|
Rakuten 最強プラン | 0GB〜3GBまで | 1,078円 |
Rakuten 最強プラン | 3GB〜20GBまで | 2,178円 |
Rakuten 最強プラン | 20GB〜無制限 | 3,278円 |
irumo(イルモ)は、2023年7月1日から提供がスタートしたドコモの料金プランです。
新規受け付け終了になった「ギガライト/5Gギガライト」に変わる立ち位置の低用量向けの料金プランで、eSIM にも対応しています。
月間データ量 | 月額料金 | 最大割引適用後 |
---|---|---|
3GB | 2,167円 | 880円 |
6GB | 2,827円 | 1,540円 |
9GB | 3,377円 | 2,090円 |
上記のほかに、通信速度は最大3Mbpsながらも、月間0.5GBまでで、月額550円のプランもあります。
ahamo(アハモ)は、ドコモが提供するオンライン契約専用の料金プランです。
料金プラン名 | 月間データ量 | 月額料金 |
---|---|---|
ahamo | 20GB | 2,970円 |
ahamo大盛り | 100GB | 4,950円 |
ahamo(アハモ)でも、2021年9月8日より、eSIM に対応しています。
ahamoの月額料金は、5分以内の国内通話かけ放題付きの料金です。
irumo(イルモ)と同じく、2023年7月1日から提供がスタートしたドコモの料金プランです。
新規受け付け終了になった「ギガホプレミア/5Gギガホプレミア」に変わる立ち位置の料金プランで、eSIM にも対応しています。
月間データ量 | 月額料金 | 最大割引適用後 |
---|---|---|
0GB〜1GB未満 | 4,565円 | 2,178円 |
1GB〜3GB未満 | 5,665円 | 3,278円 |
3GB〜無制限 | 7,315円 | 4,928円 |
povo(ポヴォ)は、au が提供するオンライン契約専用の料金プランです。
料金プランは「povo1.0」から始まり、現在は「povo2.0」になっています。
「povo2.0」は、基本料0円で、使いたいサービスを「トッピング」として選んでいく形の料金プランで、eSIM にも対応しています。
「トッピング」は…
などが用意されています。
例えば、データトッピングの利用料金は、以下のようになっています。
データトッピング | 使えるデータ量 | 利用料金 |
---|---|---|
24時間使い放題 | 24時間データ使い放題 | 330円/1回 |
データ追加1GB | 1GB(7日間) | 390円/1回 |
データ追加3GB | 3GB(30日間) | 990円/1回 |
データ追加20GB | 20GB(30日間) | 2,700円/1回 |
データ追加60GB | 60GB(90日間) | 6,490円/1回 |
データ追加150GB | 150GB(180日間) | 12,980円/1回 |
LINEMO(ラインモ)は、SoftBank が提供するオンライン申し込み専用の料金プランです。
LINEMO(ラインモ)には、ミニプランとスマホプランがあり、どちらも eSIM に対応しています。
料金プラン名 | 月間データ量 | 月額料金 |
---|---|---|
ミニプラン | 3GB | 990円 |
スマホプラン | 20GB | 2,728円 |
Y!mobile(ワイモバイル)では、2023年10月3日より、「シンプル2」の新料金プランがスタートしており、eSIM にも対応しています。
「シンプル2」も、以前と同じように、月間データ容量別に、3つのコースから選べるようになっています。
料金プラン名 | 月間データ量 | 月額料金 | 最大割引適用後 |
---|---|---|---|
シンプルS | 4GB | 2,365円 | 1,078円 |
シンプルM | 20GB | 4,015円 | 2,178円 |
シンプルL | 30GB | 5,115円 | 3,278円 |
基本的には、上記料金ですが、シンプルMとシンプルLで、月間データ量が1GB以下だった場合、割引が適用されて、どちらも月額基本料が1,078円になります。
UQモバイルは、くりこしプランに変わって、2023年6月1日から、以下の3つのプランの提供を開始しました。
コミコミプラン、トクトクプラン、ミニミニプラン、いずれも、eSIM にも対応しています。
月間データ量 | 無料通話 | 月額料金 |
---|---|---|
20GB | 国内10分通話かけ放題 | 3,278円 |
月間データ量 | 月額料金 | 最大割引適用後 |
---|---|---|
0GB〜1GB | 2,277円 | 990円 |
1GB〜15GB | 3,465円 | 2,178円 |
月間データ量 | 月額料金 | 最大割引適用後 |
---|---|---|
4GB | 2,365円 | 1,078円 |
格安SIM の IIJmio(アイアイジェイミオ)では、メインとなるギガプランの各コースで、eSIM に対応しています。
料金プラン名 | 月間データ量 | 月額料金 |
---|---|---|
2ギガプラン | 2GB | 850円 |
5ギガプラン | 5GB | 990円 |
10ギガプラン | 10GB | 1,500円 |
15ギガプラン | 15GB | 1,800円 |
20ギガプラン | 20GB | 2,000円 |
eSIMでも、タイプD(ドコモ回線)、タイプA(au回線)から、好きな方の回線を選べます。
格安SIM の mineo(マイネオ)では、4つの月間データ通信量から選べるマイピタで、eSIM に対応しています。
デュアルタイプは、電話番号があり、音声通話もできる料金プランです。
料金プラン名 | 月間データ量 | 月額料金 |
---|---|---|
マイピタ1GB | 1GB | 1,298円 |
マイピタ5GB | 5GB | 1,518円 |
マイピタ10GB | 10GB | 1,958円 |
マイピタ20GB | 20GB | 2,178円 |
シングルタイプは、データ通信専用の料金プランで、電話番号はありません。
料金プラン名 | 月間データ量 | 月額料金 |
---|---|---|
マイピタ1GB | 1GB | 880円 |
マイピタ5GB | 5GB | 1,265円 |
マイピタ10GB | 10GB | 1,705円 |
マイピタ20GB | 20GB | 1,925円 |
また、mineo には、音声通話が出来る電話番号があり、データ通信は使い放題の「マイそく」という料金プランがあり、こちらも、eSIM に対応しています。
「マイそく」は、データ通信の速度により月額料金が決まるタイプの料金プランで、スーパーライトから、プレミアムまで、4つのコースがあります。
料金プラン名 | 通信速度 | 月額料金 |
---|---|---|
プレミアム | 最大3Mbps | 2,200円 |
スタンダード | 最大1.5Mbps | 990円 |
ライト | 最大300Kbps | 660円 |
スーパーライト | 最大32kbps | 250円 |
月額250円で使える「スーパーライト」は、通信速度が最大でも32kbpsの超低速なので、インターネットは、メールとLINEのトークくらいしか使えません。
ただし、電話は普通に出来るので、eSIMで、なるべく安く電話番号だけ欲しい時には使えるプランになっています。
ドコモ回線を借り受けてサービスを提供している HISモバイル では、月額290円から使える「自由自在プラン」で、eSIM に対応しています。
月間データ通信量が1GBのコースは、月額550円ですが、データ通信量が月間100MB未満だった場合は、月額料金が290円になります。
料金プラン名 | 月間データ量 | 月額料金 |
---|---|---|
1GBコース | 1GB | 550円 |
3GBコース | 3GB | 770円 |
7GBコース | 7GB | 990円 |
20GBコース | 20GB | 2,190円 |
50GBコース | 50GB | 5,990円 |
「価格.com」のスマートフォン人気ランキングを、eSIM対応機種だけに絞り込み、人気機種の順位をまとめました。
1日ごとの順位をチェックして、過去30日間の順位推移グラフも掲載しています。
各機種のメーカーの公式サイトへのリンクや、「価格.com」の製品詳細ページへのリンクもあるので、eSIM搭載機種を検討中の方は、お役立て下さい。
順位更新日:2024/09/20
2024年5月14日発売。「Google Pixel 7a」の後継機。発表時の価格は、「Pixel 7a」よりも「Pixel 8a」の方が、1万円ほど高くなっています。カラーは、Obsidian(黒)、Porcelain(クリーム)、Bay(薄い青)、Aloe(薄い緑)の4色展開。SoCは、「Pixel 7a」が「Google Tensor G2」でしたが、「Pixel 8a」では、「Pixel 8」と同じ「Google Tensor G3」が搭載されています。リフレッシュレートは、「Pixel 7a」では、最大90Hz まででしたが、「Pixel 8a」では、最大120Hzまで対応。バッテリー容量は、「Pixel 7a」の4,385mAh から、「Pixel 8a」では、4,492mAhになり、少しだけ増えています。カメラは、広角、超広角の2眼構成。「Pixel 7a」になかった機能としては、超解像ズームが最大で8倍まで使えるようになっています。
ミドルレンジスマホとしてのコスパの良さが好評の OPPO の「Reno Aシリーズ」第6弾。プロセッサーは、MediaTek製の「Dimensity 7050」で、メモリーは8GB、ストレージは128GBを搭載。おサイフケータイが使える Felica も搭載し、マイナンバーカードの読み取りにも対応しています。アウトカメラは、メインカメラ約6400万画素、超広角カメラ約800万画素、マクロカメラ約200万画素の3眼構成。さらには、写真に予期せず入ってしまった写り込みなどを簡単に消去できる「AI消しゴム」など、生成AIを活用した画像編集機能も2024年7月のアップデートで利用できるようになっています。
2023年9月22日(金)発売。 iPhone15シリーズの無印スタンダードモデル。iPhoneは長年、充電などに使うコネクタ端子に「Lightning端子」を採用していましたが、iPhone15シリーズから「USB Type-C」に変更になっています。カラー展開は、ブラック、ピンク、イエロー、ブルー、グリーンの5色展開。黒以外の4色は、ポップで優しいパステルカラーになっています。nanoSIM と eSIM でデュアルSIMに対応。また、iPhone14 に引き続き、「eSIM」だけでも、SIMが2つ使える「デュアルeSIM」にも対応しています。
「気軽にがっつり」をテーマにしたシャープの「AQUOS senseシリーズ」の8代目。前モデルでは、側面の電源ボタンと指紋認証の部分が分かれていましたが、「AQUOS sense8」では、電源ボタンと指紋認証が一体化し、側面の中央部分に配置されています。顔認証は、前モデルに引き続き、マスクをつけた状態でもOK。ディスプレイは、1〜90Hzの可変駆動に対応し、ゲームなどでは黒挿入で残像感を低減しつつ、最大で180Hz駆動も可能になっています。
2019年から毎年のように発売されているソニーのミドルレンジスマホ「Xperia 10 シリーズ」の2024年モデル。前モデルでは、SoC に「Snapdragon 695 5G」が搭載されていましたが、「Xperia 10 VI」では、SoC に、「Snapdragon 6 Gen 1」を採用することで、基本性能が底上げされています。バッテリー容量は、前モデルと同じ 5000mAh ですが、長寿命設計で、バッテリーへの負荷を軽減して、3年使い続けても劣化しにくい長寿命バッテリーをうたっています。また、ボディサイズは、前モデルと全く同じですが、重量の方は、159グラムから、164グラムになり、5グラム重くなっています。
AIによる「編集マジック」が話題の「Google Pixel シリーズ」第8弾無印モデル。既存のPixelシリーズでも、写真に余計なものが写り込んだ場合に消去できる「消しゴムマジック」が使えましたが、「Google Pixel 8」からは、編集機能が、さらに強化。写真の中で、選択した人物や物を動かしたり、拡大したり、あるいは、天候を変えたりすることも出来るようになっています。OSアップデートや、セキュリティアップデートの保証は7年間。内部ストレージは、128GBモデルと256GBモデルの2種類で、Google公式のオンラインストアで買えるほか、キャリアでは、ドコモ、au、ソフトバンクでも取り扱いがあります。
2024年6月28日発売!おサイフケータイ(FeliCaをはじめとしたNFC)に対応したモトローラ社製の日本市場モデルの第4弾。ディスプレイには、6.5型のフルHD+(2400×1080ドット)液晶を搭載し、リフレッシュレートは、最大120Hzに対応。先代モデルに引き続き、内蔵スピーカーは、Dolby Atmos規格の空間オーディオに対応したステレオスピーカーなので、イヤホンを使わない動画の視聴も快適です。アウトカメラは、約5000万画素(メイン、F1.8)と、約200万画素(広角/接写、F2.4)のデュアル構成。このうち、メインカメラは、暗い場所での写真の品質が向上するクアッドピクセル技術に対応しています。左側面のSIMトレイは、nanoSIMカード1枚と、microSDカード1枚が入る構成で、本体内部には、eSIMも搭載されているので、デュアルSIMでの運用も可能です。
「iPhone にチタニウムの鎧を」のキャッチコピーの通り、フレーム素材がステンレスから、高級感のあるチタニウムに変更になったiPhone15 Proモデル。業界初の3nmプロセスSoCである「A17 Proチップ」を搭載し、高グラフィックゲームに対応しています。新機能は、これまでのサイレントスイッチの位置に搭載された「アクションボタン」で、デフォルトでは、マナーモードへの切り替え機能が割り当てられていますが、カメラの起動やフラッシュライトのオンオフなど、好きな機能やショートカットを割り当てることも出来ます。nanoSIM と eSIM で、デュアルSIMに対応。また、前モデルに引き続き、eSIMだけでも、DSDS運用ができる「デュアルeSIM」にも対応しています。
ソニーのフラッグシップモデル「Xperia 1シリーズ」の2024年モデル「Xperia 1 VI」(エクスペリア ワン マークシックス)。カラーは、Docomo、au、SoftBankのキャリアモデルでは、ブラックとプラチナシルバーの2色展開。SIMフリーモデルでは、ブラックとプラチナシルバーに加えて、カーキグリーンとスカーレットも選べる4色展開です。従来のモデルからの大きな違いは、ディスプレイで、画面のアスペクト比が、21:9 → 19.5:9に変更になり、一見して縦長だった画面が、一般的なスマートフォンの画面に近い形になっています。解像度も、4K(3840×1644)から「フルHD+」に変更。画面のリフレッシュレートの上限は120Hzのままですが、1〜120Hzの可変リフレッシュレートに対応することで、バッテリー持ちが強化されています。メインカメラは、三眼構成で、170mmの光学ズームと、最大撮影倍率2倍のマクロ撮影が可能。nanoSIMカードを挿入するSIMスロットは本体下部の向かって左側で、本体内部のeSIMと合わせて、デュアルSIMに対応しています。
SHARP が最新技術を詰め込んでハイエンドモデルを追求する「AQUOS Rシリーズ」の第9弾。フラッグシップモデルでは、価格が20万円を突破するメーカーも多い中、SHARP の「AQUOS R9」では、価格が10万前後に抑えられています。今回、「AQUOS R9」で初搭載となったのは、「ベイパーチャンバー」という液体の気化を利用した冷却機能。これにより、前モデルで懸念事項だったゲーム時の発熱も抑えることに成功しています。また、スピーカーには、AQUOS史上最大のデュアルスピーカーボックスを搭載し、箱鳴りを抑えつつ、音質、音圧も、前モデルより改善されています。カメラは、引き続きライカカメラ社監修で、1/1.55型、5030万画素のメインカメラと、5030万画素の超広角カメラの二眼構成。さらに、ユーザーがタップした被写体を追いかけてくれる追尾フォーカスや、AIが料理と認識した写真の影を消す機能も使えるようになっています。