ドコモ(NTT docomo)のスマートフォンで
「電話番号が2つ欲しい」と思って、検索すると、
「2in1」というサービスが出て来ますよね。
「2in1」は、FOMAカードを挿して使うガラケー向けのオプションサービスで、契約すると、
ガラケー1台で、AナンバーとBナンバー、2つの電話番号が持てました。
ドコモのスマートフォンでも、この「2in1」が使えるといいのですが、残念ながら、基本的には、使えません。
iPhoneじゃなく、Androidのスマホであれば、
「ABPhone」や
「2in1 Dialer」など、
非公式のアプリを入れれば、スマホでも「2in1」を使える環境をつくれることもありますが、裏技的に、自己責任の範囲でチャレンジするやり方になります。
※ドコモのサポートはありません。
なので、ドコモの携帯電話で、電話番号を2つ持ちたい時には、一般的には、以下のような方法になります。
まずは、今持っているドコモのスマホの電話番号を2つに増やす方法です。
今、使っているスマートフォンに、電話番号を追加するなら、IP電話アプリを使う、という方法があります。
IP電話アプリを、スマホにインストールして、サービス会社に登録すれば、インターネット回線を使った050から始まる電話番号が取得できます。
IP電話アプリは、050アプリとも言われ、無料で電話番号が取得できるタイプから、月額数百円かかる有料アプリまで、いろいろなタイプがあります。
以下の記事では、それぞれのアプリの機能や通話料などを比較してるので、
って思った方は、こちらもご参照下さい。
スマホの2台持ちも考えているなら、もう1回線契約して、電話番号を増やす方法もあります。
NTTドコモでは、個人の場合でも、同一名義(同じ名前)で、複数回線の契約をすることが出来ます。
振り込み詐欺などの影響で、契約できる回線数は、以前よりも制限されましたが、それでも、最大5回線まで契約できます。
ドコモは同一名義での大量不正契約の防止を図るため、2009年5月18日(月曜)より、原則として、個人契約の契約回線数を5回線までに制限させていただきます。
スマホの2台持ちのほか、1台は、ネットも見れるスマホにして、もう一台は、通話専用のガラケーにすることも出来ます。
ドコモのDアカウントは、1つのDアカウントに複数の電話番号は、登録することが出来ないので、複数回線を持つ場合は、Dアカウントも複数になります。
ただし、複数のDアカウントのポイントを一緒にする「ポイント共有グループ」というのを、作ることが出来るので、Dポイントは、まとめられます。
同一名義のドコモ回線の場合、「ポイント共有グループ」の手続きは、ドコモショップのほか、電話でも申し込みが可能です。
スマホ1台で電話番号を2つ使いたいけれど、050から始まるIP電話の番号は嫌
…という場合には、2枚にSIMカードが挿せる「デュアルSIM」対応の機種に買い換える必要があります。
スマートフォンじゃなく、「2in1」対応の古いFOMA端末を使っていた場合には、以前は「2in1」で電話番号を増やせました。
ただし、2in1の新規申し込みは、2019年9月30日で、終了しています。
ドコモケータイ対応機種や、利用料金など…どんなサービスだったかは、2in1の公式ページ に詳しく載っているので、そちらを参照下さい。
※ページ下部の詳細情報のところに、各項目へのメニューがあります。
ドコモのFOMA契約で、電話番号を増やすサービスでは、「2in1」のほかに、マルチナンバーというオプションもあります。
マルチナンバーは、基本契約番号のほかに、最大2つまで、付加番号を増やすことが出来るサービスです。
サービスの詳細については、ドコモの公式サイトのマルチナンバーのページをご覧下さい。
マルチナンバーは、FOMA契約のみで、Xi契約では使えません。
2in1とマルチナンバーの違いを、以下にまとめました。
オプション名 | 2in1 | マルチナンバー |
---|---|---|
電話番号 | 基本の番号 + 1つ | 基本の番号 + 2つ |
メールアドレス | 基本のメルアド + 1つ | 基本のメルアドのみ |
月額基本料 | 2in1専用料金プランから選択 | 付加番号ごとに500円(税抜) |
※2in1の場合は、個人名義と法人名義なら、名義が異なっても使えましたが、マルチナンバーの場合は、増やした電話番号も同じ名義じゃないと使えません。