デュアルSIM最強の組み合わせ2022!楽天以外のおすすめはどこ?
DSDVや、DSDSに対応した、デュアルSIMのスマートフォンも、年々、種類も増えて、使い勝手も良くなって来てますよね。
デュアルSIMのスマホなら、SIMカードが2枚入るので、1台のスマホで、電話番号が2つ持てる上、
回線の状況に合わせて、SIMカードを切り替えて使ったりすることも出来るので、バックアップ的にも安心です。
2枚のSIMの組み合わせですが、2022年6月30日までは、楽天モバイルが月間1GBまで0円で使えたので、2枚のSIMのうち1枚は、楽天モバイルにするが最強でした。
ですが、楽天モバイルの料金プランは、月間1GBまでは0円で使えた「Rakuten UN-LIMIT VI」が2022年6月30日で終了し、
2023年6月1日からは、月間20GBを超えると、月額3,278円で高速データ通信が使い放題の「Rakuten 最強プラン」がスタートしています。
そこで、以下では、楽天モバイル以外を中心に、デュアルSIMのおすすめ組み合わせを紹介しています。
また、自分で条件を指定して、料金プランを探したい人向けには、以下の絞り込み検索もあります。
楽天モバイルを継続するか、解約するか迷っている人向けでは、新プランを継続する場合のメリットをまとめた記事もあります。
デュアルSIMとは?
dual(デュアル)は、二者の、とか、二重の、などの意味も持つ「2」を表す単語。
したがって、デュアルSIMでは、2枚のSIMカードの意味になり、デュアルSIM方式のスマホは、2枚のSIMカードスロットを持つスマホの意味で使われています。
DSDVやDSDSなど、デュアルSIMの方式による違いは、コチラで説明しています。
携帯電話でSIM2枚を使うことは、その方式名にちなんで、DSDV運用やDSDS運用と言われることもあります。
楽天以外のデュアルSIM最強の組み合わせは?
楽天モバイル以外を中心に、デュアルSIMのおすすめの組み合わせを紹介します。
ただし、どの組み合わせが最強かは「何を重視するのか」によっても変わるので、重視するもの別に、典型的に組み合わせを出してみました。
回線品質を重視!
安さを重視!
コスパ重視の2回線運用
2022キャリア新プラン 最強の組み合わせ
デュアルSIMで、回線の品質を重視するなら、やっぱり、キャリアとキャリアの料金プランを組み合わせるのが最強です。
2021年春、docomo、au、SoftBankの3大キャリアは、今までよりも、格段に安い新料金プランを出して来ました。
新料金プランのプラン名は…
- ドコモが ahamo(アハモ)
- au が povo(ポヴォ)
- ソフトバンクが LINEMO(ラインモ)
です。
楽天モバイル以外で、デュアルSIMの組み合わせを考えた時、「0円運用が出来て、以前の楽天モバイルの代わりになる」という意味では、やっぱり、au の Povo2.0 が、第一候補に上がってきます。
その上で、例えば、回線の品質を重視するなら…
ドコモの ahamo をメイン回線に選んで、au の Povo2.0 をサブ回線にする
というような組み合わせが考えられます。
この組み合わせなら、ドコモ回線とau回線の組み合わせなので、回線品質は国内最高峰になります。
また、月間20GBもデータ通信を使わない、という方なら…
ソフトバンクの LINEMO のミニプランと、au の Povo2.0 を組み合わせる
というパターンも考えられます。
この組み合わせなら、「月額990円(税込)で、月間3GBまでデータを使えて、電話番号が2つ使える」という運用が出来ます。
月間3GBでは、データが足りなくなった場合は、「Povo2.0」のデータトッピングで、必要なデータを購入することも出来ます。
Povo2.0のデータトッピング例
- 24時間データ使い放題 330円(税込)
- データ1GB追加(7日間) 390円(税込)
- データ3GB追加(30日間) 990円(税込)
最強に安い!Povo2.0 と 格安SIMの組み合わせ
デュアルSIMの組み合わせとして、auの「Povo2.0」に格安SIMを組み合わせると、最強に安い料金で、ある程度のデータ通信も行えるスマートフォンが出来上がります。
例えば、eSIM 搭載の iPhone で、月間2GBを、月額440円で運用できるSIMの組み合わせを紹介します。
まず、iPhone の nano-SIMには、月額基本料0円の「Povo2.0」を契約して、これで電話番号を取得します。
そして、iPhone の eSIM には、IIJmio(みおふぉん)のギガプラン から、eSIM 用の新料金プラン2GBを契約します。
もしも、電話は、ほぼ着信専用で、かけることはあまりないなら、上記の組み合わせで、
着信も、SMS認証もできる電話番号があって、データ通信が月に2GBまで使える iPhone を、月額440円
で運用できます。
日本通信には、月間1GBまでなら、月額290円で使える「合理的シンプル290プラン」があります。
月間1GBまでなら、日本通信の方が安いですが、日本通信のプランでは、月間1GBを超えると、1GB増えるごとに、月に220円がプラスされます。
月間2GBでは、510円(290円+220円)になるので、IIJmio の2GBプランの方が少しお得になっています。
さらに、電話もかけることがあるなら、「Povo2.0」には、以下の通話トッピングがあるので、契約を検討してみるといいかもしれません。
- 国内5分かけ放題 月額550円
- 通話かけ放題 月額1,650円
例えば、5分かけ放題なら、月額550円なので、IIJmioの月額440円と合わせて、月額990円で、国内通話5分かけ放題、データ通信は月間2GBまで使える iPhone が出来上がります。
お得に2回線運用!格安SIMと格安SIMの組み合わせ
各キャリアも新料金プランの登場で、月額料金が、かなり安くなって来ましたが、
それを踏まえて、格安SIMの各社も、料金を下げてきているので、月間データ量に対する値段で考えると、やっぱり、格安SIMの方がお得です。
しかも、格安SIMの場合は、月間の使用データ量を細かく区切った料金プランもあるので、自分のニーズに合わせて、ぴったりの料金プランを選ぶことが出来ます。
以下は、格安SIM各社の新料金プランの比較表です。
格安SIM 2022新料金プラン比較表
格安SIM各社の電話番号が取得できる音声SIMプランの月額料金比較表です。
赤字は、その月間データ量での最安値になっています。
(2022年7月 現在)
※スマホの場合、表を横にスクロールできます。
月間データ量 | OCNモバイルONE | IIJmio | mineo | BIGLOBEモバイル | イオンモバイル | エキサイトモバイル |
---|---|---|---|---|---|---|
0.5G | 550円 | − | − | − | 803円 | − |
1GB | 770円 | − | 1,298円 | 1,078円 | 858円 | − |
2GB | − | 850円 | − | − | 968円 | − |
3GB | 990円 | − | − | 1,320円 | 1,078円 | 1,210円 |
4GB | − | 990円 | − | − | 1,188円 | − |
5GB | − | − | 1,518円 | − | 1,298円 | − |
6GB | 1,320円 | − | − | 1,870円 | 1,408円 | − |
7GB | − | − | − | − | 1,518円 | − |
8GB | − | 1,500円 | − | − | 1,628円 | − |
9GB | − | − | − | − | 1,738円 | − |
10GB | 1,760円 | − | 1,958円 | − | 1,848円 | − |
12GB | − | − | − | 3,740円 | − | 1,650円 |
14GB | − | − | − | − | − | − |
15GB | − | 1,800円 | − | − | − | − |
17GB | − | − | − | − | − | − |
20GB | − | 2,000円 | 2,178円 | 5,720円 | 1,958円 | 2,068円 |
25GB | − | − | − | − | − | 2,970円 |
30GB | − | − | − | 8,195円 | 3,058円 | 4,400円 |
40GB | − | − | − | − | 4,158円 | 7,700円 |
50GB | − | − | − | − | 5,258円 | 11,198円 |
特徴 | OCNモバイルONEの特徴 | IIJmioの特徴 | mineoの特徴 | BIGLOBEモバイルの特徴 | イオンモバイルの特徴 | エキサイトモバイルの特徴 |
(料金は、2022年7月 現在)
総じて、OCNモバイルONEと、IIJmio の月額料金が安めです。
各社とも、データ通信専用の「データSIMプラン」や、音声通話はできないけれど、SNS認証だけはできる「SNS付きデータSIMプラン」もあって、一部例外を除き、基本的には、上記の月額料金より安い値段で使えるようになっています。
格安SIM2枚の組み合わせ例
データ通信は、月に5GB欲しくて、電話番号2つを使いたい場合のSIMの組み合わせ例です。
メイン回線
OCNモバイルONE 音声3GB
月額料金:990円
(docomo回線)
メイン回線には、月間3GBの音声SIMが、月額990円で使える「OCNモバイルONE」を選びます。
サブ回線
IIJmio ギガプラン 音声2GB
月額料金:858円
(au回線)
サブ回線には、月間2GBの音声SIMが、月額858円で使える「IIJmio」を選びます。
IIJmioのSIMは、docomo回線と、au回線のどちらかが選べるので、au回線を選んでおきました。
メインとサブの回線を分けておくと、例えば、メインのdocomo回線で障害があった時でも、サブのau回線で、電話したり、ネットに繋いだりすることが出来ます。
デュアルSIMで上記の組み合わせだと、電話番号は2つ持てて、データ通信は、2つのSIMの合計で月間5GBまで使えます。
(月額費用の合計は、1,848円)
ワイモバイルのシンプルSが、月間3GBで、月額2,178円、
UQモバイルのくりこしプランSが、月間3GBで、月額1,628円なので、
それらと比べても、かなりお得に使えることがわかります。
デュアルSIM最強の組み合わせ iPhone編
Apple の iPhoneシリーズでは、iPhone XS以降で、カード型のnano-SIMに加え、eSIM が搭載され、デュアルSIMで使えるようになっています。
なので、iPhone XS以降なら、例えば、nano-SIMで、メイン回線を契約して、eSIM にはサブ回線を契約すれば「1台のiPhoneで、電話番号を2つ使えるようにする」ことも可能です。
ただし、この場合、eSIMで契約する回線は、eSIMに対応した料金プランで、さらに、手持ちの iPhone が対応機種になっている必要があります。
eSIM で使えて、しかも、iPhoneに対応している料金プランとしては、2022年6月30日までは、月間1GBまで月額0円で使えた楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」が最強でした。
ですが、2022年7月1日からは「Rakuten UN-LIMIT VII」が始まり、月間1GBまで月額0円の部分は無くなっています。
iPhone の eSIM に入れておく楽天モバイルの代わりになる料金プランとしては、「0円運用」に近い使い方が出来るので、au の「Povo2.0」が人気になっています。
「Povo2.0」の申し込みは、オンライン専用ですが、eSIMでも契約できて、iPhoneシリーズの eSIM にも対応しています。
iPhone の eSIM に、「Povo2.0」を入れておくとすると、「Povo2.0」は、au回線なので、
何かの障害があった時のために、nano-SIMで契約する方の回線は、docomo回線を使っている料金プランを選んでおくと、もしもの時に安心です。
docomo回線を使った料金プランは、品質を重視するなら、docomo本体が提供しているギガライトや、オンライン専用のahamo、
コスパを重視するなら、docomo回線を借りている格安SIMの料金プランから選ぶのがおすすめです。
docomo回線が使える主な格安SIMの月額料金と、月間データ量の一覧は、以下の通りです。
月間データ量 | OCNモバイルONE (ドコモ回線のみ) |
IIJmio (ドコモ回線を選べる) |
mineo (ドコモ回線を選べる) |
---|---|---|---|
0.5G | 550円 | − | − |
1GB | 770円 | − | 1,298円 |
2GB | − | 850円 | − |
3GB | 990円 | − | − |
4GB | − | 990円 | − |
5GB | − | − | 1,518円 |
6GB | 1,320円 | − | − |
7GB | − | − | − |
8GB | − | 1,500円 | − |
9GB | − | − | − |
10GB | 1,760円 | − | 1,958円 |
12GB | − | − | − |
14GB | − | − | − |
15GB | − | 1,800円 | − |
17GB | − | − | − |
20GB | − | 2,000円 | 2,178円 |
特徴 | OCNモバイルONEの特徴 | IIJmioの特徴 | mineoの特徴 |
(料金は、2022年7月 現在)
iPhoneで契約する料金プランを、自分で条件を指定して探したい方は、以下の絞り込み検索もご活用ください。
2022 携帯料金プラン絞り込み検索
キャリアと格安SIM、100以上の新料金プランから、条件に合うものをピックアップできる絞り込み検索です。
音声通話できる電話番号付きのプランを探す場合は、SIMの種類で、音声SIM か eSIM(音声)を選んで下さい。
格安SIM各社の特徴
格安SIMを提供する各社は、3大キャリアから回線を借りて営業しているため、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)、仮想移動体通信事業者と呼ばれています。
回線を借りて営業しているため、お昼や夕方など、混雑する時間帯は、通信が遅くなったりすることもありますが、その分、値段は、キャリアよりも安く使えます。
OCNモバイルONEの特徴
OCNモバイルONEは、2022年の新料金プランで、格安SIMの中でも、一番安いくらいの料金プランを出して来ました。
特に、月間0.5GBまでの音声SIMが、月額550円(税込)は、今までにない安さです。
また、OCNモバイルONEは、音声SIMと端末をセットで購入すると、スマホ本体が安く買えることでも知られています。
定期的に開催されるスマホセールでは、1円で買える端末が登場することもあり、スマホ本体を安く買いたいなら、見逃せない格安SIMになっています。
1円スマホの実態はどうか、端末が、なぜ、安く買えるのか、などについては、以下の記事にまとめてありますので、興味のある方は、こちらをご覧下さい。
IIJmio(みおふぉん)の特徴
IIJmio(みおふぉん)も、2022年4月1日スタートの新料金「ギガプラン」で、かなり安い料金を出して来た格安SIMです。
その月のギガが足りなくなったら、1GB220円で追加が可能で、逆に、使いきれず、余ってしまったデータは、翌月に繰り越すことが出来ます。
データ通信のみですが、eSIM にも対応しているので、iPhone の eSIM をお得に使いたい人にもおすすめです。
料金プランが違っても、家族や、グループ間でデータをシェアできるサービスも提供中です。
mineo(マイネオ)の特徴
mineo は、2021年2月1日に、今までの料金プランを全面リニューアルし、新料金プラン「マイピタ」の提供をスタートしています。
注目は、5GBの音声SIMが、月額1,518円で使えるプラン。
以前の料金プランでは、docomo回線を選んだ場合、au回線を選んだ場合、SoftBank回線を選んだ場合では、それぞれ、月額料金が微妙に違いましたが、「マイピタ」では、どの回線を選んでも、同じ料金になっています。
家族や友人、恋人同士で、余ったデータをプレゼントできる「パケットギフト」というサービスもあります。
イオンモバイルの特徴
イオンモバイルの特徴は、なんと言っても、データ量を1GBごとに、細かく区切った料金プランがたくさんあることです。
1GB〜14GBまで、1GBごとに料金プランが設定されています。
その月で、余ったデータ量は、翌月に繰り越される上、それを、考慮して、1ヶ月単位で、細かく料金プランを変更していくことも可能です。
例えば、月間3GBの料金プランを契約をしているけれど、今月は、2GB余りそうだから、来月は、1GBのプランに変更する…というような使い方です。
月額料金が、通常よりも安い60歳以上限定の「やさしいプラン」もあります。
BIGLOBEモバイルの特徴
BIGLOBEモバイルには、指定されたエンタメ系サービスを、どれだけ使っても、通信量がノーカウントになる「エンタメフリー」という定額オプションサービスがあります。
「エンタメフリー」は、音声通話SIMなら月額308円(税込)、データSIMなら月額1,078円を払えば、以下のサービスの通信量がノーカウントになるオプションサービスです。
- YouTube
- ABEMA
- U-NEXT
- YouTube Kids
- YouTube Music
- Apple Music
- Spotify
- AWA
- Amazon Music
- LINE MUSIC
- radiko
- らじる★らじる
- dヒッツ
- 楽天ミュージック
- TOWER RECORDS MUSICNEW
- dマガジン
- dブック
- 楽天マガジン
- 楽天Kobo
- Facebook Messenger
- au PAY マーケット
ただし、動画のアップロードやダウンロードなど、各サービスの中で、「エンタメフリー」の対象にならない通信もありますので、詳しくは、BIGLOBEモバイルの公式サイトでご確認下さい。
エキサイトモバイルの特徴
エキサイトモバイルには、月間データ量により、月額料金が決まる通常の定額制プランに加えて、データを使った分だけ、月額料金が高くなっていく、段階制プランもあります。
例えば、段階制プランは、音声SIMで、以下のような料金設定になっています。
また、最大200kbsまでの低速通信のみの利用なら、月額495円で使えます。
高速通信をオフにすれば、低速通信になりますが、その切り替えは、エキサイトモバイルのマイページから行うことが出来ます。
SIMは、最大5枚まで追加が可能で、追加したSIM間では、データをシェアすることが出来るので、家族でデータを分け合うことも可能です。