格安SIMの mineo(マイネオ) では、ひとつの「eoID」(契約者一人)につき、最大で10回線まで申し込むことが出来るので、電話番号も2つ以上使うことが出来ます。
mineoを複数申し込むことはできますか?
eoID(イオ アイディー)とは、新規で、mineo に申し込む時に、発行されるユーザーIDのことで、mineo で、電話番号を1つ持っている方は、「eoID」も、すでに発行されていることと思います。
mineo で、1回線目を申し込む時に取得した「eoID」と、入会時に設定したパスワードで、mineo の公式サイトから、マイページにログインすることが出来ます。
マイページにログインして、下の方まで見ていくと「ご契約サービスの変更」というメニューがあります。
そのメニューを開くと、「新規mineo契約お申し込み」という項目があるので、2回線目は、そこから申し込みます。
mineo のSIMは、シングルタイプは、データ通信のみで、音声通話できる電話番号はないので、2つ目の電話番号が要る場合には、デュアルタイプの方を申し込むことになります。
●mineo のデュアルタイプ
どのキャリアの回線を使うかにより、Aプラン、Dプラン、Sプランに分かれていますが、デュアルタイプなら、090、080、070から始まる普通の携帯電話番号が、もう一つ取得できます。(電話番号は選べません)
デュアルタイプのプランに申し込んで、2枚目のSIMカードを追加した場合、そのSIMカードを挿して使うスマートフォンは必要になってきます。
新品でも、中古でも、スマホをもう一台買って、2台持ちにするか、もしくは、1台のスマホに、SIMカードを2枚挿して運用できる「デュアルSIM」のスマホを用意する必要があります。
mineo で、電話番号が2つ欲しいのだけれど、スマホを2台持ちしたり、スマホを買い替えたりはしたくない。
今のスマホのまま、2個目の電話番号が欲しい場合には、LaLa Call(ララコール) という050通話アプリが使えます。
LaLa Call(ララコール)は、mineo と同じ「株式会社オプテージ」が提供するIP電話アプリです。
スマホにインストールするだけで、インターネット回線を使って音声通話が出来る050から始まる電話番号を取得できます。
月額基本料金は100円ですが、mineo回線を使っている人なら、月に100円分の無料通話が付いてくるので、実質無料で使えます。
090、080、070から始まる電話番号は、いわゆる普通の携帯電話の電話番号で、音声通話を優先した帯域で通信しているので、050から始まる電話番号で通話するよりも、音質が良くなっています。
050から始まる電話番号での通話は、インターネット回線が混雑してくると、声が途切れたり、遅れて聞こえたりする場合があります。
また、050から始まる電話番号では、警察(110番)や消防(119番)などの3桁番号や、0120から始まるフリーダイヤルは、通常、利用できません。
その分、通話料金は、050から始まる電話番号の方が安くなっています。
(090/080/070番号の半額以下)
050の電話番号は、SIMカードの必要もなく、手持ちのスマホに、アプリをインストールするだけで取得できるので、今のスマホに、簡単に電話番号を追加できます。
一方、090、070、080から始まる電話番号は、通話品質も良く、普通の携帯番号ですが、基本の月額料金がかかり、その番号を運用するスマートフォンも必要になってきます。
それぞれ、メリット、デメリットがあるので、あなたの使い方にあった電話番号を検討してみて下さいね。
050の電話番号は、通常、SMS(ショートメッセージ)が出来ないので、SMS認証を必要とするサービスには使えません。
mineoで、複数回線の契約をして、家族で使いたい場合には、大きく分けて、以下の2つのパターンがあります。
主には、支払いを誰にするかによって、回線の増やし方が変わってきます。
自分の名義(ひとつのeoID)で、2回線目、3回線目と契約していって、家族の分は「利用者登録」をして使うパターンです。
自分の名義で契約した回線でも、本人じゃなく、家族が使う場合は、誰が使うのかの「利用者登録」をすれば使えます。
もちろん、自分が、2つ目、3つ目の電話番号として回線を使う場合は、利用者登録は必要ありません。
mineo では、契約者一人で、複数回線を契約すると、1回線に付き月額50円割引される「複数回線割引」があります。
※申し込みは必要なく、自動的に割引が適用されます。
この場合、名義は1つなので、支払いは、契約者のクレジットカードからまとめて引き落としになります。
1つの名義で、複数回線を使っている場合は、パケットシェアに、メンバーを登録して、申し込んでおくと、その月に使い切れなかったデータ量を、翌月、みんなでシェアすることが出来ます。
mineo の月額利用料の支払いを、1つにまとめるんじゃなくて、別々に支払いたい場合でも使えるのが「家族割引」です。
※割引額は、複数割引と同じく、月額50円です。
例えば、自分と長女の支払いだけは1つにまとめて、妻と長男の支払いは、それぞれ、別のクレジットカードからの引き落としにしたい場合は、以下のようにします。
妻と長男の「eoID」を分けて、それぞれ、妻名義、長男名義にして、支払いに使うクレジットカードも、それぞれ登録します。
長女だけは、自分の名義で2回線目を登録して「利用者登録」します。
こうすると、自分と長女の利用料だけは、一緒にクレジットカードから引き落とされて、妻と、長男の利用料は、それぞれ別のクレジットカードから引き落とされるようになります。
mineo の家族割引は、自分とは違う「eoID」を指定する形になるので、上記の状態で、妻の「eoID」、長男の「eoID」を指定すれば、家族割引が適用されます。
複数回線割引は、自動的に適用されますが、家族割引は、申し込みが必要です。
使っていないデータ量を、他の人にギフトとして贈ることが出来るのが、「mineo のパケットギフト」です。
「eoID」が違っている人にも贈ることが出来るので、上記の例なら、本人から妻へ、本人から長男へ、という形で、余っているデータ量を贈ることが出来ます。
パケットギフトは、同じ「eo ID」の別回線にも贈ることが出来るので、本人から、長女の回線へ、余っているギガを贈ることも可能です。
mineo の家族割と複数割は、ややこしいですが、この2つは、併用できず、どちらも、割引額は、月額50円なので、シンプルに考えた方が良さそうです。
まず、複数割引は、自動的に適用されるので、あまり、考えることはありません。
複数割引が適用されていない回線で、家族割が組めるような回線があれば、申し込んでいきましょう。
mineo の家族割は、三親等以内なら、同一世帯だけじゃなく、離れて住んでいる家族でも適用になります。